竹内 司選手 (健大高崎)

竹内 司

球歴:健大高崎

都道府県:群馬

ポジション:外野手

投打:右 / 左

身長:176.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

寸評

 チームの先頭打者として、選抜の天理戦では9球粘った後にレフト前ヒット。出塁すれば、すかさず盗塁を決めるなど、まさに彼の真骨頂が一回のプレーに凝縮されていた。「機動破壊」を旗印にする同校を、まさに象徴するプレーヤー それがこの 竹内 司 。 (第一印象)  快速選手にありがちな、スイングにひ弱さがないところが、この選手の良いところではないのでしょうか。そのため、打球にも鋭いものがあります。体格も均整が取れていますし、上のレベルの野球を意識できる素材だと直感致しました。 (守備・走塁面)  なんと言っても自慢は、彼の走力にあります。ただ記載した通り、しっかり振り切ってから走り出すので、一塁までの塁間は4.2~4.3秒と、高校生としても際立つタイムではありません。しかしながら、いったん塁に出れば自慢の快足が唸りをあげます。新チームの結成以来の174打席で、実に32盗塁を記録。これをプロの規定打席である446打席で換算すると、1シーズン82個のペースで走る驚異的な数字になります。彼の盗塁が、驚くべきペースで行われてことをイメージして頂けたでしょうか。  自慢の快足を活かした、広い守備範囲が光ります。ただ天理戦でもそうなのですが、打球への一歩目の判断が、まだまだ未熟な気が致します。そういった意味では、守備に関しては、まだまだ課題を残します。身体能力は確かなので、これからの成長に期待です。 <長所>  踏み出した足元がブレませんので、外の球でも開きを我慢してレフト方向にはじき返せます。振り出しもよく、スイング軌道にもロスがありません。ヘッドスピードも鋭いですし、目線も動かない良い形で打てています。 <課題>  始動がリリース直前と遅すぎるので、どうしても打てる球が限られます。そのため、狙いが外れると急に対処するのが難しい打撃です。あくまでも狙い球を事前に絞り、その球逃さず叩く高い集中力が求められます。彼のようなアベレージヒッターには、あまりこの打撃は適しません。けしてひ弱な印象は受けませんが、脆い印象はそのスイングから受けます。
更新日時:2012.03.26

将来の可能性

 よく状況を考えて、プレーしようという意識は感じられます。ただ守備にしても走塁にしても、やや瞬時の判断力の悪さが目につきます。思いっきりの良さと暴走は紙一重なので、その辺難しいところ。あまりそれを気にし過ぎて、彼の積極性が薄れてしまうのも考えものですが。  打撃はできれば、もう少し始動を早めて動作に余裕を持てると良いですね。そうすれば打てるポイントも増えて、打撃の幅も広がると思うのですが。今後も足という武器を全面に出しつつ、打撃と守備の精度を高めて行って欲しいと思います。近い将来、真に三拍子揃ったプレーヤーになることを期待しています。
更新日時:2012.03.26

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