前田 大成選手 (徳島北)

前田 大成

球歴:徳島北

都道府県:徳島

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:190.0 cm

体重:85.0 kg

学年:卒業

寸評

 昨夏の徳島大会では、強豪を次々撃破して注目された学校。その主戦を任されていたのが、2年生で主戦を務めていた前田 大成。190センチの大型右腕だが、けして力でねじ伏せるようなタイプではない。多彩な変化球を織り交ぜて、相手を打たせてとるピッチング。 (投球内容)  大きな身体を少し丸めて投げるスリークォーター。球速は常時120キロ台後半~135キロぐらいではないのだろうか。秋の時点で、139キロまで到達していたという。四死球で自滅するような、そういった危うさはない。両サイドに速球を投げ分けるだけでなく、カーブ、スライダー、ツーシムなど多彩なボールを織り交ぜてくる。  クィックは1.15~1.25秒と平均的だが、投球センスを感じさせる好投手との印象を受ける。 <長所>  グラブを最後まで内に抱えられており、両サイドの投げ分けは安定しやすい。足の甲での地面への押しつけもできており、ボールも上吊らない。球持ちもよく、高校生としてはかなり球筋が安定している。  長い腕は身体に巻き付いて来る粘りがあり、球持ちも良いので体重を乗せてからリリースできている。そのため打者の手元まで、生きた球が投げられている。 <課題>  着地までの粘りに欠けるので、打者としては苦になく合わされてしまう。また身体の開きも早くなりがちで、いち早く球筋が読まれてしまう。そうなると、どうしてもコースを突いた球でも打ち返されたり、変化球が見極められてしまう。
更新日時:2017.02.21

将来に向けて

 大型故に、ひと冬越えて爆発的に伸びるかと言われると疑問は残ります。しかし実戦派なので、1つ1つ段階を踏んで技術を高めて行って欲しいもの。この選手の本当の才能が開花するのは、高校を卒業した後などその先にあるように思います。少し長い目で、その成長を見守ってみたい選手です。
更新日時:2017.02.21

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