今村 豪選手 (中越)

今村 豪

球歴:中越

都道府県:新潟

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:165.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年8月11日)  中越今村豪。どんな投手なのかというと、球速は、125キロ~130キロ。115キロ前後のスライダー、100キロ前後のカーブで勝負する左投手。こう書くとどこにでもいるような投手と感じるだろう。しかしコーナー自在に決まり、さらに緩急を使い分けが上手いのだ。特にスライダーは鋭く曲がるというより、ゆっくりと曲がっていく軌道で、タイミングが取りにくい。力のないボールをフルスイングするのは難しい。富山第一の打者は合わせてというより、力強く振っていって打球を飛ばす打者が多い。そういうタイプの打者が多い富山第一にとって、今村のようなゆっくりとした軌道で投げる投手は打ち難い。多くの打者が腰砕けの形となっていた。  その投げ分けができるのもフォームに秘密がある。ノーワインドアップから始動し、ゆったりと右足を上げた今村はインステップ気味に踏み出す。グラブを斜めに突き出して開きを抑え、トップを作ったとき、左腕を上手く隠すことができている。そこからリリースを行っていくが、打者寄りでリリースすることができていて、さらに直球と変化球で腕が緩むことはない。今村の球種のほとんどはスライダー。恐らくストレートと同じ腕の振りで投げられるのだろう。打者から全く見分けが付かないので狙い球が絞りにくい。  ストレートも、125キロ前後とはいえ、スライダーに慣れてきたところにストレートを厳しいコースへ投げ込むので、手が出ていなかった。スピードはそれほどでもないが、これはなかなかの実戦派だ。最後、勝負を焦ってしまったのが残念。それまで投げ急がず、自分の間合いで勝負することができていた投手で、こういう間合いや制球力を大事にしつつ、肉体的な成長によって、球速・球威も伸びていけば、大学レベルでも活躍できる投手になるだろう。
更新日時:2016.08.11

短評

 ノーワインドアップから繰り出す直球は、125キロ~130キロと突出して速くない。しかし両サイド、そして低めに決まるのが強み。さらに手元で曲がるスライダー、カーブが低めに集まっていく。全体的に緩い軌道で入っていくのでフルスイングができない。相手打者は腰が引けてしまうので、内野ゴロを量産できる。まさに嫌らしい投手だ。
更新日時:2016.08.11

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