集貝 健矢選手 (國學院久我山)

集貝 健矢

球歴:國學院久我山

都道府県:東京

ポジション:外野手

投打:右 / 左

身長:178.0 cm

体重:73.0 kg

学年:卒業

寸評

国学院久我山の核弾頭。昨秋は打率.448、2本塁打、7打点、8盗塁と高い数字を残し、選抜でもその成長振りが気になっていた。ただこの数字の割に何か特徴が見えづらい印象を受けた。この殻を破らないと上のステージでの活躍は厳しいのではと不安に感じる。 (打撃) 昨秋は打率4割を超えた打撃。しかし何かピンとくるものを感じられず、その原因を探っていきたい。 スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いてヘッドを投手方向に向けて構えている。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を小さく上げていき、インステップ気味に踏み込んでいく。気になるのはトップの形成の遅さ。リリース時に引いていくので、立ち遅れて振り出すタイミングに遅れて速球系に振り遅れるシーンが目立った。またグリップが頭の後ろに入りすぎて、そしてインステップ気味に踏み込んでいくので打つポイントが限られてしまう。スイングは鋭く、打球自体は速いものの、何かもったいない打撃をしている。上のレベルでこの打法は通用するのか見えづらい。スイングの始動、タイミングの変え方次第ではガラリと変わる可能性はある。 (守備・走塁) 打球に対する反応もよく、俊足を活かし、守備範囲を広く守っている。地肩の強さは高校生としては基準に達しており、低い返球ができている。守備力の高さは高校生として基準に達している。 塁間タイムは4.2秒前後と塁間タイムは特筆すべきタイムではない。ただ盗塁数がすばらしい。公式戦は23出塁数のうち8盗塁を決めており、30パーセント以上の確率で盗塁を決めている。実際に観戦したときは出塁せずリードの大きさ、タイムはわからなかったが、セーフティを仕掛けるなど足で何かをしようとする意識は見えた。
更新日時:2011.04.12

将来の可能性

走攻守のスキルは高く、高校生としては高いレベルに到達しようとしている選手だ。だが打撃面で細かな動作に課題を抱えており、もう一段階上にいくにはさらに一苦労しそう。この壁を乗り越えていかないと上のレベルで活躍する道は切り開かれない。夏に向けて打撃を磨き、ラストサマーでベストパフォーマンスを見せられることを期待したい。
更新日時:2011.04.12

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