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卒業生
山田 哲人

山田 哲人(履正社)

都道府県:
高校:
学年:
2011 年卒
ポジション:
遊撃手
投打:
右/右
身長:
180 cm
体重:
73 kg
データ最終更新日:2010年11月5日

寸評

今年の高校生の中でNO.1遊撃手として高い評価を受けているのは山田 哲人。春先から注目を集めるようになり、個人的にはどうしても見たかった選手の一人であった。そして甲子園出場。聖光学院戦(2010年08月16日)ではホームランを打つなど、前評判通りの活躍を見せてくれた。山田 哲人のプレーを振り返っていきたい。

(打撃)
スタンスはややクローズ気味。グリップを高めに置いて膝を曲げて構えている。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を回しこむように上げて真っ直ぐ踏み込んでいく。トップを深くとっていくが、グリップが頭の後ろに入りすぎてしまう癖があり、インコースを捌き辛い打法なのだが、バットを立ててスムーズに振り抜くことができる選手で、インハイの対応力も高い。前腕の押し込み、肘の畳み方も上手く、尚且つヘッドスピードがかなり速いので、強い打球を飛ばすことができている。フォロスルーも大きく、打球を飛ばせる選手だ。 素晴らしいのが選球眼の良さ。天理戦(2010年08月12日)の技巧派左腕・沼田は彼を討ち取ろうと変化球、ストレートをコースぎりぎりに投げて誘そうとしているのだが、山田はその誘いに全く乗ってこない。しっかりと狙い球を絞り、第2打席は外角高めの変化球を投手強襲ヒット。第3打席も高めを捉えて三塁手の強襲ヒット。そして2回戦・聖光学園戦では好投手・歳内 宏明に対して、一人だけ彼の速球・変化球を見極め、四球。次の打席ではレフト前ヒット。そして第4打席にはレフトスタンドへ飛び込む本塁打を放った。この本塁打はまさに彼の名を上げる一打だっただろう。気になったのはあまりバントが得意ではないことか。甲子園と大阪大会決勝の模様を確認したが、彼は一発でバントを決めていない。プロではバントを磨いて行く必要があるだろう。

(守備)

持ち味の守備。遠投110メートルの強肩、更に守備範囲の広さ、柔らかいグラブ捌きとショートに求められる能力を満たしている選手。個人的には打撃以上に注目していたが、甲子園ではあまり発揮できていなかったように見える。硬さが見られていたのかではいきなりエラー。普通のショートゴロもただ合わせただけでスピーディさはあまり感じない。グラブ捌きは柔らかいというよりボールに合わせるのが上手い選手。そのため大きなミスする選手ではない。地肩の強さを発揮できる場面も見られなかった。
甲子園の守備だけを見た限りでは大学・社会人のショートよりは劣る選手で、光るものはないという評価だ。しかしスカウトは春先から彼のことを見ているので、守備面の評価を落とすことはないだろう。

(走塁)

塁間タイムは4.30秒前後と左打者に換算すると4.00秒前後で中々の俊足だ。大阪大会では8試合で3盗塁とまずまずの盗塁数。天理戦では相手の隙を盗んでホームスチールを決めるなど走塁センスは高いものがある。

将来の可能性

ヘッドスピードの速さを活かした打撃、守備力の高さ、走塁センスは超高校級であることは確かだろう。
打撃面ではインコースの対応に課題を抱えており、苦労しそうではあるが、腕の使い方が上手い選手ではあるし、高い意識を置いてやっている選手なので、壁にぶち当たってもそれを打破できる選手であると評価する。

今年のドラフトは候補となる右の内野手が極めて少ない。まだ時間はかかる素材だが、高校生の中で彼を上回る内野手は少ない。強烈なプロ意識もある選手であり、高卒で指名されるべき選手であると評価する。一軍定着を目指して死に物狂いで努力をして活躍していただきたい選手だ。

情報提供・文:2010.10.24  河嶋 宗一
  • 2010 年 10 月

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