竹田 徹司選手 (広島商)

竹田 徹司

球歴:広島商

都道府県:広島

ポジション:投手, 遊擊手

投打:右 / 右

身長:178.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

古豪・広島商で待望の長距離砲が誕生した。 高校2年夏から4番に座り、打席に立つと「♪ドカンと一発、やってみようよ」が応援団から流れる。秋の広島大会中国大会では、この曲が定番だった。それだけ、ベンチからも応援する側からも期待されている証である。 打撃では、もちろん長打力が魅力だ。特に変化球のさばき方、右方向への打球の伸びは高校生としてはかなりのレベルの高さを持っている。どっしりとした構えから、力強い打球を放っている。 当然、四球が多い。チャンスの場面で敬遠が多い。「敬遠になるのは仕方ないです。勝負してもらえるときに結果を残したいです」と覚悟もできている。その言葉からは貫録さえ感じる。 高校通算本塁打数には「僕はホームランに興味はありません」と口をつぐむ。関係者の話によると、「通算なら既に2ケタにはなっているはず」という。10~20本ぐらいか?竹田は打撃について「バットのヘッドを立てていること」「右中間方向への意識」「次の打者につなげていくこと」を心がけている。 遊撃手としての守備でも堅実だ。特別に守備範囲が広いとは思えないが、状況と相手打者に応じて守備位置を変えて、味方の選手にも適格な支持を送っている。内野陣のリーダー核としての自覚もある。「(檜山忠)監督からリーダーシップを取るつもりでいけ!と言われています」と話す。チーム全体の状況を把握しながらのプレーも板についてきた。 2年夏には学校49年ぶりの夏初戦敗退の責任を背負った。「3年に迷惑をかけました。自分が打てば違っていた」と振り返る。「野球をするなら広商と決めていた」という現代っぽくない4番が新生・広商をけん引する。
更新日時:2012.01.26

将来の可能性

2年秋の広島大会にはプロ4、5球団のスカウトが球場に詰めかけた。あるスカウトは、「まだまだ打撃フォームに硬さがある」と話しながらも「これだけの体格があってショートの位置をこなせる。変化球も打てるし長い目で見守りたい」と評価した。 選球眼もいいし、何より打席では落ち着いている。周りには動じないだけの精神力を持ち合わせている。詰まった打球でもバットコントロールでヒットゾーンに落とすなど、結果につなげていた。 四球の多さから、打席では打たせてもらえないケースが多い。2打席連続四球から本塁打を放つなど、打席での心構えもできている。 守備では打球処理に硬さ、ぎこちなさがある。経験を積むことによって解消できそうだ。
更新日時:2012.01.26

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