古屋敷 匠真選手 (八戸工大一)

古屋敷 匠真

球歴:八戸工大一

都道府県:青森

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:177.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年6月10日)  古屋敷は自慢の速球とスライダーで三振を量産。2年生で、コンスタントに140キロ中盤のストレートを計測できる投手はそうはいない。  投球フォームを見ると、テークバックが大きく、しっかりとトップを作り、そして体の軸を鋭く回転させることができるフォームなので、実に連動性のある投球フォームができている。  古屋敷は青森県東北町にある東北町中出身。軟式でプレーしていた古屋敷は中学3年に最速144キロを計測した。 「匠真は入学した時から凄かったです」とエースの種市が古屋敷の入学当時を振り返ったように、当時からずば抜けた才能を秘めていたが、140キロ台の速球だけでは通用しないとすぐに分かり、いかにストレートについては、伸びのあるストレートを投げることにこだわった。そのために投球フォームで気を付けたことは、フィニッシュ時にしっかりと振り切れるように、踏み出し脚の位置に気を付けたこと。そして投球時の呼吸法を意識した。  その呼吸法とは何か。 「足を上げてまで息を吸って、そしてリリースの直前で吐くイメージです。そうすると息を吸うときに腹筋が締まって、リリースの直前で吐くと、上手い具合で投げることができるんです」 古屋敷は、177センチ75キロとそこまで体は大きいわけではない。ただ体の使い方が中々器用である。さらに120キロ~125キロ前後の縦横のスライダーが打者の手元でよく切れる。個のストレートとスライダーを武器に14奪三振も取った。だが、終盤は球速も、130キロ後半まで落ちて、甘く入ったところを打たれて8回裏に2失点をして、計4失点。2回以降、リズムを意識して、立て直した投球は見事だったが、終盤までクオリティを落とさずに投球ができるか? 次回へ向けて課題を残す結果となった。 ストレートの勢い、変化球の切れとともに非常に精度が高く、2年生としてはハイレベル。ぜひ今後、1年間でさらに実力を伸ばし、来年のドラフト候補として名乗りあげることを期待したい。
更新日時:2016.06.25

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