石橋 康太選手 (関東一)
短評
2年秋の大会前には32本塁打を放った大型スラッガー。打撃技術の高さ、スローイング技術の高さを考えれば世代屈指の捕手であることは間違いない。 コラムから抜粋 最後に紹介したいのが石橋康太(関東一)。石橋は、千葉市リトルシニア時代、ジャイアンツカップに出場するなど、全国大会経験豊富。中学生離れの強肩で次々と走者を刺すスローイングが持ち主の選手だった。高校1年からベンチ入りをはたし、1年秋には正捕手としてスタメン出場を果たしていた。しかし2年春には故障で戦線離脱。ベンチにもはずれ悔しい思いをした。夏も戻ってこれるか、不透明な状況だったが、チームは復帰を待った。そして石橋は初戦の都立雪谷戦に復帰し、4打数1安打。そして途中からマスクも被った。4回戦の堀越戦では4打数2安打6打点。この試合ではコールド勝ちを決める満塁本塁打を放った。そして5回戦の都立小山台戦でも2試合連続となる本塁打。そして共栄学園戦では適時打を打ち、5回裏の打席だった。甘く入った直球を振り抜くと、打球はものすごい打球速度で、あっという間にレフトスタンドに入る本塁打となり、コールド勝ちを決めた。 石橋のバッティングは素直で、インパクトに入るまでロスすることなく、振り抜くことができて、さらにスイングスピードも速く、腰をしっかりと回転させて打ち込むことができるので、驚異の飛距離を生み出すことができる。対応力、長打力、勝負強さと格の違いを見せた石橋。同じ東京都の2年生では野村大樹(早稲田実業)に匹敵するほどの力量を持った選手ではないだろうか。 3人とも3年生に負けないインパクトある活躍を見せている。今の段階でこれほどのパフォーマンスを見せているのだから、将来が楽しみといえるだろう。
更新日時:2017.12.27
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