
根岸 崇裕 (前橋育英)
- 寸評
- 140キロ台の投手が4人揃う前橋育英の中でも、その将来性・スケールでは1番ではないかと思われるのが、この投手。190センチを超える恵まれた体格ながら、適度なまとまりを持っている。
(投球内容)
球速は、130キロ台後半~MAXで141キロ。緩いカーブ、スライダー、フォークなどを織り交ぜ、一通りの変化球を扱う技術がある。細かいコントロールはないものの、ストライクゾーンには安定して集められる。牽制もまずまず鋭く、ベースカバーなどのフィールディングの動きも良い。クィックも1.1秒前後で投げ込めるなど、大型でも動ける身体能力を持っている。
<長所>
腕はしっかり振れているので、速球と変化球の見極めはつき難い。体格で圧倒されるだけなく、腕の振りの勢いで空振りを誘いやすい。
<課題>
まだ着地までの粘りが足りないためか? 身体の開きが早くなりがち。そのため打者からは球筋がいち早く見破られてしまい、コースを着いたような球でも打ち返されたりしまいがち。
まだ動作全体に粘りや、キレに欠けるところがある。この辺が改善されて来ると、グッと良くなるのではないのだろうか。 - 将来に向けて
- 夏までに大幅な成長が見込めれば、高校からのプロ入りもあるかもしれない。しかし常識的な成長曲線を描くのであれば、本格的に才能が開花するのは大学などに進んでからだろう。
これだけの恵まれた身体を上手く活かすことができるセンスや運動神経があるところに、この選手の高い将来性が感じられる。今後も、追いかけてゆきたい好素材だった。 - 情報提供:2017.04.13
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