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卒業生
吉川 貴仁

吉川 貴仁(近大高専)

都道府県:
高校:
学年:
2012 年卒
ポジション:
二塁手
投打:
右/左
身長:
165 cm
体重:
62 kg
データ最終更新日:2011年10月7日

寸評

 2011年度の近大高専の打線の中でも、核となる活躍を魅せたのが、この 吉川 貴仁。この夏の準々決勝・菰野高校戦では、プロ志望届けも提出した 方田 健斗投手からライトスタンドに見事放り込んで魅せた。

(守備・走塁面)

 二塁手としては、フットワーク、打球への反応、足の運びなどを見ていると、平均的な二塁手といった感じが致します。しかし結構送球が力強く、地肩は強い方ではないかと思います。ゲッツーを素早く決めたり、体勢が逆になった時でも正確な送球が期待できそうです。

 一塁までの塁間を、4.3秒前後で到達するなど高校生としては平均的。ただ上のレベルの野球を意識すると、やや物足りないタイムとなります。少なくても、上のレベルで足を売りにすることはないと考えられます。

(打撃内容)

 体は小柄なのですが、実にゆったりと奥行きのある構えをします。対応力に優れ、技術的にも、とても好感が持てました。まさにこの選手の魅力は、打撃に集約されていると言っても過言ではありません。

<構え>

 左打者らしく前足を引いて、ボールを見やすい姿勢で立ちます。グリップの高さは平均的で、腰の据わり具合もよく、両目で前をしっかり見据えることができ、実にバランスよく構えられています。体が小さくても、懐が深くボールを呼び込んで打てる構えです。

<始動>

 投手の重心が沈み込むあたりで始動する、中距離打者が採用する始動です。ある程度の対応力とパンチ力を兼ね備えた、彼の打撃スタイルと合致します。

<下半身>

 足を大きく引き上げることなく、地面の近くでまわし込んできます。始動~着地までの「間」が取れているので、いろいろなタイミングでボールを捉えられます。強打者らしく、ベース側にしっかり踏み込み、外の球でも強く叩けます。踏み込んだ足元もブレないので、開きが我慢でき、打ち損じの少ない打撃が実現できます。

<上半身>

 打撃の準備である「トップ」を、弓矢の弓を強く引くが如く、深く添えられています。こうすることで、強い打球が打てることになります。「トップ」を作るのも遅れることなく、バットの振り出しも悪く有りません。この選手が素晴らしいのは、インパクトの際の押し込み。これによりボールを捉える瞬間に最大の力を集約でき、小さな体でもボールを強く叩けます。

<軸>

 頭の動きは平均的ですが、体の開きが我慢でき、軸足にも安定感があります。技術的には大きな欠点がなく、あとは経験と鋭いスイングに磨きをかけて欲しいところです。

将来の可能性

 二塁がこなせるというアピールポイントはありますが、現状守備・走力でのアピールはもうひとつで、完全に打撃で勝負といったタイプ。打撃だけならば、充分大学などでもやって行ける力があると思います。大学で活躍するためには、守備や走力などの総合力も引き上げ、信頼を掴んで欲しいですね。また大学選手権あたりで出会える日を、今から楽しみにしております。

情報提供・文:2011.10.07  蔵建て男
  • 2011 年 10 月

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