星 雄翔選手 (駒大高)

星 雄翔

球歴:駒大高

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:右 /

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年3月19日)  駒大高の先発・星 雄翔(たける)の投球はまさに息を呑むような投球であった。上背はないが、下半身主導のフォームから手元まで失速しないストレート。堂々と投げ込む姿はまるで武田久(日本ハム)を見ているかのような雰囲気がある。だが、本人がイメージしているのは攝津正(福岡ソフトバンク)のようで、なかなかチョイスが渋い。 「僕はもともと、捕手なので、攝津投手のテークバックは参考になるなと思いました」  球速は130キロ前半ぐらいだが、それ以上に速さを感じる。ボールの質が非常に良い星だが、その秘密は上半身の使い方にある。テイクバックの動きを見ると肩甲骨の使い方がよく、自然に肘が上がって、両肩のラインが打者に向かって投げられているので肩肘の負担は少なく、リリースの瞬間を見ると打者寄りで離すことができており、球持ちが実に良い。  星に技術的に意識していることを伺うと、「指先にどれだけかかるかは普段の投球練習から意識しています。この日は雨が強く、思ったより指にはかからなかったのですが、それでもテーマにしている、ここぞという場面で力で押して、要所で力を抜いて投げることを意識して投球ができました」 足場が安定しないない、粘り強く投げることができており、チームに勢いを乗せる投球ができていた。粘り強さ、メンタルの強さがあり、いずれは140キロ台を超える速球派に変貌してもおかしくない投手であった。
更新日時:2016.03.19

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