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卒業生
大竹 耕太郎

大竹 耕太郎(済々黌)

都道府県:
高校:
学年:
2014 年卒
ポジション:
投手
投打:
左/左
身長:
182 cm
体重:
71 kg
データ最終更新日:2013年7月17日

寸評

 今年のセンバツで注目左腕に上がりそうなのが大竹 耕太郎。手足が長く、すらっとした投手体型はスカウト好みしそうな素材だが、さらに実戦力が高い投球フォームの良さと常に自分をコントロールし、ピッチングが出来るメンタリティを兼ね備えた逸材で、一冬超えて上手く肉付けすれば、今年のセンバツではNO.1左腕に上がる存在かもしれない。優勝を狙う学校にとっては一番やりたくない投手であろう。

(投球内容)

 左スリークォーターから投じる直球は甲子園では常時120キロ後半~136キロを計測。それほど球速は出ていないが、球速表示以上に切れがあるのか、中々打者が打ちにくさそうにしている。

 秋では最速140キロまで達し、秋季大会の模様をネット裏の角度でみてみると、選手権の時よりもミットまで失速しないしっかりとしたストレートを投げ込むことができており、新チームでは簡単に打ち崩すことはできないであろう。

 変化球は120キロ前後のスライダー、110キロ前後のカーブ、スクリューを投げている。ストレートは右打者、左打者問わず内外角にテンポ良く投げ分け、右打者の内角にスライダー、外角にスクリュー。左打者の内角にスクリューを使うなど、投球の幅が実に広い。

 彼の良さは自分をコントロールして、常にローリスクの投球ができていること。大阪桐蔭相手にしても自分の間で、投球ができており、踏み出す右足で微妙にタイミングを外しており、頭脳の良さと安定感を感じる投球ができている。彼が九州学院を抑え込んだのも納得できる。

 大阪桐蔭戦ではコーナーをついたつもりでも、森 友哉といった能力の高い打者に捉えられており、全国レベルの強豪と対するにはそれほど苦にするストレートではないかもしれない。今は巧みなピッチング技術に、140キロ前後まで速くなっているのだから、昨年に比べてより打ちにくい投手に変貌しているのではないだろうか。つまり大阪桐蔭を止めるピッチングを期待してみたい投手なのだ。

クイックは1.5秒前後のクイック、1.20秒前後のクイックを自在に投げ分ける。牽制も巧みで、フィールディングの動きもよく、ベースカバーも早い。

(投球フォーム)
 セットポジションから投じる。右足をまっすぐ上げていき、左足は一本足で立つ。右足を二塁方向へ送り込んでいきながら、重心を下げていき、右膝は前へ伸ばしてゆったりと着地を行う。この時に膝をハの字にさせて、着地を遅らせている。これは捻りを入れて、キレの良いストレートを投げる形をつくる意味合いもあるし、またタイミングを外す狙いも込められているだろう。


 気になったのは着地するときにテークバックを取る左肘が左肩より下がる時もある。彼は可動域が広い投手なのか、柔軟に使って投げることができているのだが、連投になるほど肘に負担をかけやすい投げ方になるので気をつけたいところ。

 右腕のグラブを畳んで、しっかりと右胸を張っている。振り下ろすことができている。最後のフィニッシュでは右膝が突っ張った状態になっていて、あまり体重を乗らない状態で終わっていたが、九州大会時は連投にも関わらず、最後までしっかりと腕を振り切ったことで、より力強いストレートを投げることができている。

 やや肘が下がるフォームなのが気になるが、開きも遅く、接地もゆったりとしていて、体重移動もよく、上半身が鋭く振れる投球フォーム。このまま肉付けしていけば、140キロ中盤~後半も狙える投手だ。

将来の可能性

 やはり全国の経験を踏んだことはもちろんだが、元々、自分のペースで淡々と投げ込んでいく図太さがあるので、九州大会では打たれる気配を感じさせなかった。

 進学校ゆえ、高卒プロへ行きそうな左腕ではないが、実力は全国クラス。全国制覇を狙うのであれば、大学に行くのが惜しいと思わせるほどの実力を示してほしいもの。ぜひセンバツでは強烈な印象を植え付ける投球を魅せつけてほしい。

情報提供・文:2013.02.02  河嶋 宗一
  • 2013 年 2 月
  • 2012 年 8 月

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