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卒業生
本多 将吾

本多 将吾(東海大甲府)

都道府県:
高校:
学年:
2013 年卒
ポジション:
投手
投打:
右/右
身長:
178 cm
体重:
68 kg
データ最終更新日:2011年9月14日

寸評

 昨年まではエースだった本多 将吾。コンパクトなフォームから130キロ台の直球、スライダー、チェンジアップを巧身に投げ分ける技巧派右腕。それから1年。しっかりと体を鍛えこんで140キロ前後まで投げるようになった。ただ彼本来の制球力が失われ、粗い投球になっているが気になった。

 右スリークォーターから投げ込む直球は常時135キロ~140キロ(最速142キロ)を計測。コンスタントに140キロ前後を計測。確かに直球の威力は出てきたが、全体的にベルト寄りに集まっており、振り抜かれることが少なくない。速くはなったが、本来は丁寧な投球で凌ぐ投手だけにストレートが高めに浮くのは残念。

 変化球はスライダー、チェンジアップ、ツーシーム。基本的に外角中心にストレート、スライダー、チェンジアップを巧みに投げ分ける投手。今年はツーシームを投げ、左打者の外角だけではなく、右打者の内角にも使っている。このツーシームを意識させて、外角のスライダーを活かす配球を見せれば良さそうだ。

 クイックは1.2秒前後のクイックができており、牽制も適度に入れ、ベースカバーも素早く、投球以外の技術もしっかりと鍛えられている。

(投球フォーム)

 セットポジションから始動する。左足をバランスよく上げていき、右足はしっかりと立つ。左足をショート方向へ伸ばしていきながら腰を沈めていき、左足の膝を伸ばしてインステップ気味に踏み込む。

 左腕のグラブを捕手方向へ伸ばしていきながら右腕に抱える。ただ左ひざの開きが速く、それにより左肩の開きも早くなってしまい出所が見やすい形となっている。重心を沈み込んで、右足の踵をプレートに押さえ付け低めへ意識しようとしているが、離れるのが早く、上体が浮いた状態になっている。そのため低めは制球できず高めに浮いてしまう。

 右ひじを折り畳むようにテークバックを取っていき、トップに入り、内回りの軌道で、リリースに入る。球持ちは良く、しっかりと指先に力を伝えることができており、リリースポイントは安定している。

 最後のフィニッシュでは重心移動が一塁側に流れてしまっており、体重移動に課題を残す。全体的に纏まったフォームだが、一番の課題は軸足を上手く使えず状態が浮いた状態で投げてしまうので、低めに制球することができない。もう少し軸足の粘りが出てくれば低めの制球力も変わっていくのではないだろうか。

将来の可能性

 昨年よりも球速がレベルアップし、たまに驚くほどの球威のあるストレートを投げ込んでいる。課題は低めの制球力。コントロールを重視し、コーナーワークで投球を組み立てる投手なのに、ストレートが速くことで力押しする投球になっているのが残念。

 ただ1年間のトレーニングで、大学でも続けていけるだけの球速、体格的な土台を築きあげたのは良かったと言える。卒業後は東海系列の大学へ進んでいくことが予想されるが、数年後には巧さで勝負する投手となって活躍を見せることを期待したい。

情報提供・文:2012.09.09  河嶋 宗一

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