櫻井 一樹選手 (八戸学院光星)

櫻井 一樹

球歴:八戸学院光星

都道府県:青森

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:171.0 cm

体重:73.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年3月21日)  八戸学院光星の先発、櫻井 一樹(3年)は吉川 貴大とは対照的にストレートは最速138キロと速くはない(この138キロも1、2球しかなかった)。しかし、吉川の3奪三振にくらべて9奪三振を記録、わずか2失点で完投してしまった。投球数は吉川137球、櫻井140球とおなじようなものでも内容が違う。吉川は制球難がもたらした137球、櫻井はストレートが遅い分、配球で相手の裏をかき、決め球のスライダーをどこで使うか考えながらの投球で、自然と球数が増えていった。  9奪三振のうち、スライダーで奪ったものは6個(チェンジアップ1、ストレート2)と圧倒的に多い。スライダーはカウント球では小さい横変化、勝負に行くときは大きい斜め変化とアクセントをつけ、これにチェンジアップ、カーブを交え、変化球だけで緩急をつけることができた。ストレートも120キロ台後半と最速138キロで強弱をつけ、±10キロで打者を翻弄した。  櫻井はストレートを見せ球にスライダー、チェンジアップ、カーブを主体にしてカウントを整え、勝負球のスライダーで開星打線から三振とゴロアウトの山を築いた。ストレートは変化球を際立せる黒子的役割――主役はコントロールと変化球のキレという教訓を両投手は図らずも実証した。
更新日時:2016.03.22

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