選手名鑑

寸評
2年生が多かった旧チームから、スタメンで出場していた経験の持ち主。秋から主将に就任し、チームの中心選手として更なる飛躍が期待される。
(守備・走塁面)
夏の日大三戦(2015年07月17日)の模様をみましたが、残念ながら打球がまともに転がらず。更に一塁まで全力駆け抜ける場面もなく、走力についてもよくわからなかった。来春は、ぜひその辺も含めて確認してみたい。
(打撃内容)
センター方向中心に打ち返す打撃で、右方向へも打ち返すことができる実戦的な打撃が身上。
<構え> ☆☆☆
両足を揃えたスクエアスタンスで、グリップの高さ平均的。腰の据わり具合、全体のバランスと悪くないものの、もう少し両目でしっかり前を見据えられると、球筋を錯覚を起こすことなく追えるのではないのだろうか。
<始動> 遅すぎ
投手がリリースする直前に動き出す、遅すぎるタイミング。ここまで遅いタイミングだと、打てる球が極端に偏ったり、打撃に必要な動作をしっかりできないままスイングしてしまうなど、消化不良を起こしやすい。気持ち始動を早める意識で打席に入った方が、打撃に幅が出るのではないのだろうか?
<下半身> ☆☆☆
小さくステップして、ベース側にインステップしてきます。始動~着地までの余裕がないので、どうしても点の打撃になり、限られた球にしか対応できません。今の打撃だと、狙い球を絞り、その球を逃さないことが強く求められます。
ベース側に踏み込むということは、外角を意識していることがわかります。踏み込んだ足元はブレないので、外角の厳しい球や低めの球にも開きを我慢して喰らいつけます。ただし、踏み込むステップの幅が狭いせいか? 窮屈な印象を受けます。
<上半身> ☆☆☆
打撃の準備であるトップの形を作るのは自然体で、特に力みも感じません。バットの振り出しは、インサイド・アウトという感じはしませんが、インパクトまでの軌道に大きなロスもないのでは?
バットの先端であるヘッドも下がらないので、広い面でボールを捉えることもできています。大型の選手ですが、スイング軌道に大きなロスがないところは良いところ。ただし、ボールを呼びこむ時に、グリップが奥に入り込んでいるので、内角の球に対し中々バットが出てこない印象を受けました。
<軸> ☆☆☆☆
足の上げ下げも小さいので、目線の上下動の動きは少なめ。体の開きは我慢でき、軸足の形も崩れずに、綺麗な軸回転でスイングできています。
将来に向けて
守備・走塁含めて、まだよくわからない部分が多くあります。元々捕手をやっていた選手らしいので、大型捕手でという期待も高まります。一冬越えて、攻守にどんな選手に育っているのか、今から春季大会が楽しみです。
- 2015 年 12 月
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