浦 大輝選手 (高松商)
寸評
正統派の好投手といった感じで、選抜ではチームを決勝まで導く活躍。驚くようなボールはないものの、伸びのある速球と変化球を交えた投球で安定感がある。 （ここに注目！） 投球にもフォームにも、メリハリがあるのが特徴。力の入れ加減、勝負どころの勘の良さを堪能して頂きたい。 （投球内容） 球速的には、130～MAXで136キロ程度と驚くほどのものはない。身体の近くでキュッと変化する、縦横のスライダーが武器。それにカーブを投げたり、スプリット的な高速で沈む球もある。特にスライダーを低めに集めたり、打者の内角を厳しく突くなど、実際的な投球が光る。 ＜長所＞ お尻を一塁側にしっかり落とせる選手なので、カーブやフォーク系の球を投げるのにも無理がない。あとは、着地までの時間が稼げれば、どんどん球種を増やしピッチングの幅を広げて行けそう。 ボールにもしっかり体重が乗せられており、球速は無くても打者の手元まで生きた球が投げられている。 ＜課題＞ グラブは最後まで内に抱えられ、両サイドの投げ分けは安定。しかし足の甲の地面への押し付けが浅く、力を入れて投げると速球が上吊りやすい。 身体の開きが少し早いので、球筋が読まれやすい。そのためコースを突いた球でも、打ち返されることも少なくない。
更新日時：2016.06.26
将来に向けて
自分の今ある投球スタイルを大切にしつつ、少しずつパワーアップを図ったり、フォームの欠点を修正してゆきたい。土台となるフォームと持っている野球センスは確かなので、足元を見つめ一歩一歩階段を上がってゆきたい。
更新日時：2016.06.26