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徳山 壮磨

徳山 壮磨(大阪桐蔭)

都道府県:
高校:
学年:
2018 年卒
ポジション:
投手
投打:
右/右
身長:
183 cm
体重:
73 kg
データ最終更新日:2017年10月5日

寸評

 長い大阪桐蔭の歴史においても、実戦力の高さは歴代でもトップクラスといっていいのが徳山 壮磨だ。日本代表においてこれほどの実戦力を持った投手は貴重な存在になることは間違いない。そんな徳山のピッチングを振り返った。

(投球内容)

 ストレートの最速は144キロ。常時140キロ~144キロのストレートは回転数が高く、130キロ後半のストレートは普通の高校生が投げる130キロ後半ではない。大学生、社会人の投手が見ているようなストレートである。去年から球質の良いストレートは投げているなと感じることはあったが、それはあくまで高校生レベルの話である。この1年で全くの別人のような球質へと変化した。徳山ぐらいのスピードを計測する高校生投手は夏にかけて多くなるが、見比べてみてもだいぶ違うといえる。

 ストレートのスピードはまだまだ伸びる可能性は持っている。そして130キロ台のスライダーは打者の手元でぎゅっと鋭く曲がるスライダーで空振りを奪える代物だ。さらに110キロ台のカーブ、130キロ近いフォークもあり、フォークでも空振り三振を狙うときがあるが、基本的にストレート、スライダーのコンビネーション。それでも抑えることができるのは、徳山が打ちにくいフォームをしていること。ストレートのコマンド力が高く、思わず差し込まれてしまうようなストレートを持っていることだろう。

 両サイドの投げ分けができて、そして精神的にも強く、どんな状況になっても自分のピッチングができるところが、甲子園優勝に導き、今年になって無敗で終わることができた要因といえるだろう。

(投球フォーム)

 徳山の実戦力の高さは投球フォームに現れている。セットポジションから始動し、左足をゆったりと上げた時、右足の膝をバランスよく引き上げることができている。その後、左足をショート方向へ伸ばしていきながら、重心を少しずつおろしていく。左腕のグラブを見ると斜めに伸ばしていきながら開きを抑えることができており、打者からは見えにくい形となっている。徳山はテークバックの動きを見ると、内回りの回旋をしていきながら、一気に肘を上げてリリースに入るが、この一連の動作が早く、一気に腕が出てくる感覚となり、打者とはタイミングが取りにくい形となる。リリースを見ると打者寄りで、しっかりと指先に力を伝えるリリースができているので、高スピンがかかったストレートを投げる要因となっている。

将来の可能性

 ピッチングの総合力の高さ、ストレートの球質の良さ、変化球の切れなど過去に高卒プロ入りした投手と比べても十分にプロ入りできる実力は備わっているといえる。ただプロ入りしたとしても、台頭するのは3年~4年かかるとみる。プロでスキルを磨くのか、大学に進んで、ワンクッション置くのか、それは本人と指導者の判断になるだろう。どちらのステージに進もうと活躍できる技量、意識の高さがある。

 まずは世界大会。これまでの引き出しをすべて出して世界の打者に立ち向かうことを期待したい。

情報提供・文:2017.08.26  河嶋 宗一

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