川島 圭伍選手 (都立武蔵村山)

川島 圭伍

球歴:都立武蔵村山

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:右 / 右

学年:卒業

寸評

 スラッとした投手体型が目を引く投手で、ポンポンとストライクを先行。糸を引くような球筋のストレートを武器に、都立の2年生としては目立つ存在。 (第一印象)  まだ驚くような球威・球速はないものの、体格にも恵まれ、今後の取り組み次第では、2016年度の都立を代表する存在になるのではないのでしょうか。 (投球内容)  球速的にはまだ、125~130キロ台前半ぐらいではないかと。それでもボールに適度な勢いと手元までの伸びを感じさせる球質。スライダー、カーブを織り交ぜてピッチングを組み立ててきます。  クィックは1.2秒前後と平均的で、牽制などはあまり入れてきません。まだ投球以外の部分に甘さを残しますが、夏までに更に技量を高めてもらいたいもの。 <長所>  足の甲での地面への押し付けは浅いものの、ボールは上吊りません。グラブを最後まで内に抱えられ、外に逃げようとする遠心力を内に抑えこむことができます。そのためこの投手は、ストライクを先行させ、常に有利な状況で打者と対峙できます。  腕は強く振れており、速球と変化球の見極めは困難。球持ちも良く、ボールを指先で操れるコントロールがあるのかもしれない。 <課題>  着地までの粘りに欠け、体の開きも自然と早くなって合わされやすい。こうなると、コースを突いたような球でも、ヒットを打たれやすい。  ボールへの体重の乗せが甘く、打者の手元まで強い球が投げられません。もう少し着地の粘りなどを工夫して、下半身の体重移動を改善したい。
更新日時:2015.12.12

将来に向けて

 高校の時点でどこまで成長するかわかりませんが、可能性を持った選手だという気がします。まだ体幹の力に欠けるなど、コントロールの良さでカバーしている部分があります。  肉体のパワーアップ、打ちにくいフォームの追求など、難しい課題も少なくありません。しかし今後の取り組み次第では、都立を代表する存在、あるいは大学で野球を続けて行ける可能性も、充分秘めているのではないのでしょうか。密かに期待して、その成長を見守りたいと思います。
更新日時:2015.12.12

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