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卒業生
山崎 福也

山崎 福也(日大三)

都道府県:
高校:
学年:
2011 年卒
ポジション:
投手・一塁手・外野手
投打:
左/左
身長:
185 cm
体重:
84 kg
データ最終更新日:2010年11月2日

寸評

全国的に見ても、コンスタントに140キロ前後の速球を、この時期に投げ込める左腕は希少価値。そんな投球を選抜で魅せたのが、この山崎 福也。非凡な打撃センスも兼ね備え、プロからも熱い視線が送られている。

(投球内容)

少し上体が突っ込みがちになるのは気になるのだが、腕を強く振ることができるのは魅力。また一見ラフなピッチングスタイルに見えるのだが、勝負どころではズバッと良いところに決める爽快感のある投球が、この投手の最大の持ち味。

ストレート 135〜MAX141キロ

かなり球はバラツキついて暴れるのだが、勝負どころでズバッと内角や外角の厳しいところに決められ、打者は思わず手がでない。球威・球速で詰まらせると言うよりは、勢いのある球をビシッとコースに決めてくる。アバウトながらコーナーに投げ分けることもでき、勝負どころでは狙ったところに投げ込めるなど、一定の制球力は持ち合わせている。

スライダー

投球のほとんどは、120キロ前後のスライダーとのコンビネーション。このスライダーは、曲がり・キレとも平凡で、あくまでもストレートとの緩急を活かしたり、カウントを稼いだりするものであって、この球で三振を奪うケースは極めて少ない。またチェンジアップ系の球もあると言うが、滅多にそういった球を投げ込むことはなく、変化球のほとんどは、スライダーであると考えて良さそうだ。

その他

左腕らしく牽制こそソコソコだが、フィールディングの動きはイマイチで、クィックもできない。また、投球の「間」の取り方や、マウンド捌きなどは、淡々とストライクゾーンに投げ込んでいるだけといった感じで、まだまだ投球を組み立てると言うレベルには至っていない。またランナーを出すと、必要以上に牽制を投げ、神経質な一面も覗かれた。

(気になる材料)

気になるのは、左腕にしては意外に左打者に打たれる傾向にあり、左投手としての有り難みに欠けるタイプだと言うこと。また制球を乱して、左打者に対し死球を与えているケースも少なくない。ただ力を抜いて135キロぐらいで投げている時は、制球は大幅によくなる。こういった力加減を身につけていることは、今後の彼の野球人生において、大いにプラスに働きそうだ。

将来の可能性

緒戦の山形中央戦を観た時は、結構荒削りな投手に見えたが、その後の試合を観て行くうちに、結構投球をコントロールできる術をもった選手であると言うことがわかってきた。

それでも、クィックやフィールディングのレベルが低いこと。投球のコンビネーションが、スライダーのみと言う単調なこと。またフォームの粘りに欠け、技術的に課題が多いこと。更に、まだまだマウンドでの投球術・「間」の取り方など、ピッチング自体のレベルは、高校生のそれでしかないことがわかった。

そう考えると、夏までに相当伸びないと、高卒プロには時期尚早かなと考える。また非凡な打撃についても、左投げの選手のことから、一塁手か外野手に限定されてしまう点。更に強肩ではあるが、脚力がそれほどでもない上に、元来ミート力・球の捌きに優れた打撃も、長打力にはそれほど光るものがない点。更にスイングに「強さ」みたいなものが弱い点などから、非凡な才能は感じられるものの、高卒でプロに入るような貪欲さは感じられない。そのため、野手で推せる材料には乏しいと考える。

一応、夏までは継続して追いかけて行きたいし、全国的に見ても140キロ前後常時投げ込める大型左腕は貴重であり、その成り行きは今後も注目してみたい。ただ平均的な成長曲線を描くと仮定すれば、強豪大学などに進むことになるのではないのだろうか。現時点では、指名リストに名前を掲載するとは言い難く、あくまでも継続して追って行きたい1人と言うことに留まりそうだ。ただ同じ大型左腕の斎藤 悠葵(福井商-カープ入団)あたりの大型左腕と比べると、この山崎の方が上かもしれない。そう考えると、実際に指名して来る球団があっても不思議ではない。

情報提供・文:2010.05.07  PN 蔵建て男
  • 2010 年 5 月

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