丸山 大選手 (鶴岡東)
寸評
この夏、甲子園出場を決めた鶴岡東の左の強打者。山形県選抜に選ばれ、木製バットでも鋭い打球を連発。DH中心だったが、来年は山形県注目の打者の1人になることは間違いない。 （打撃） スタンスはスクエアスタンス。立つ位置は真ん中で、グリップの位置は肩より高くバットを立てて構えている。背筋がしっかりと伸びており、バランスの良い構えができている。 投手の足が着地したところから始動を仕掛けていき、小さく足を上げて真っ直ぐ踏み込んで打ちに行く。トップの動きを見ていくと捕手側方向へしっかりと引いていき、グリップが入りすぎずにインパクトまで無駄のないスイングを実現。インパクトまでレベルスイングができており、木製バットではあるが、違和感を感じさせない力強いスイングを実現。 下半身の動きを見ても、踏み出した足をしっかりと踏ん張り、我慢することができており、目線のブレもしっかりと抑えて、キレイに回転することができた安定感のある打撃フォームだ。
更新日時：2015.12.27
将来の可能性
この試合では主に指名打者として参加することが多かったため、守備まで見ることはできなかったが、打撃技術、パワー、体格の良さを見れば打者としての素質は高く、これぐらい力強いスイングができれば、金属ならば本塁打も十分に期待できる選手だろう。鶴岡東では主に外野を守っているので守備を磨きつつ、打撃では対応力を高めつつ、さらに長打力を高め、山形県屈指のスラッガ―へ成長を果たすことを期待したい。
更新日時：2015.12.27