清水 郁也選手 (東海大五)

清水 郁也

球歴:東海大五

都道府県:福岡

ポジション:投手

投打:右 / 右

学年:卒業

寸評

 昨夏から、均整の取れた体格から実に力強いストレートを投げ込んでいた一年生。将来を嘱望される、非常に楽しみな本格派右腕です。  (投球内容)   少し肘の下がったスリークオーターから投げ込まれ、投球のほとんどが135キロ級のストレートで押してきます。変化球にはスライダーがあるのですが、昨夏の時点ではあまり精度が高いとは言えませんでした。そのため、どうしてもストレートに頼らざる得ない部分もありました。まだ細かい制球力に欠け、ストライクゾーンの枠の中に投げ込んで来るだけといった力任せの投球。   鋭い牽制はできそうなのですが、ランナーに対する目配せなどはもう一つ。クィックは、1.0秒台で投げ込むなど中々素早く投げ込みます。まだまだ課題の多い選手ですが、一つずつ課題を克服して行くことが期待されます。  (投球フォーム)   ステップを広めに取り、アウトステップ気味に投げ込みます。そのためストーレトが、シュート回転することも少なくありません。着地までの「間」は作れているのですが、ステップが少し広いので、体重移動が阻害されているのが残念です。   またテイクバックした時に肘が下がってしまい、ボールを投げる時に押し出すようなフォームになってしまっている点。スリークオーターでも構わないのですが、テイクバックした時は、しっかり肘を上げてから投げたいところ。グラブは内に抱えられていますし、足の甲の押しつけもできている割に球が暴れるのは、まだまだ「球持ち」が浅く、リリースが安定していないからでしょう。  「着地」までのある程度粘れているので、「開き」はアウトステップの割に平均的。ただ、まだまだ「球持ち」も浅く、「体重移動」も上手く行っておらず、投げ終わったあと一塁側へ上体が流れます。投球フォームも肉体の完成度も、発展途上の投手と言う印象は否めませんでした。
更新日時:2011.06.20

将来の可能性

 183センチの長身を活かし、上体を強く振ることができるフォームは魅力です。チームメイトには、同学年に田中仁と言う投手もいて、この投手も速球派だと聞いております。お互い切磋琢磨して、大きく伸びて欲しいですね。しっかりと段階を踏んで伸びて行ければ、最終学年にはドラフト候補として注目される可能性があります。ぜひその成長に、今後も注目して行きたいと思います。
更新日時:2011.06.20

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