久留米商vs城南
高木(久留米商)
久留米商・エース高木の奪三振ショー
久留米商エース高木(2年)の奪三振ショーだった。
初のベスト4を狙う福岡城南打線を相手に、終わってみれば初回を除く毎回の12奪三振。また、その一方で打たせて取るピッチングで内野ゴロの山(8個)を築いた。
対する福岡城南は2年生ピッチャー3人(橋本・森山・藤吉)で継投するも、8回に二連続四死球の後、代打萩尾(1年)への初球をスタンドに運ばれてしまう。
福岡城南のキャッチャー植木(2年)は今大会からキャッチャーに挑戦。
「あの代打の時、ベンチからもっとアドバイスをしてあげればよかった。ストライクを取りに行かなくていい場面だったんです。私の指導不足です。」と、試合後に福岡城南の林田監督。
ただ、「今回勝ち続けることを経験したことで、もっと上を目指していけるという自信もついた。福岡城南は県立高校だが、私立と名前で試合をしているわけではない。私立に名前負けしないよう、冬に頑張っていきたい。」そう熱く語った。
(文=鎌倉 彩)