試合レポート

坂戸西vs聖望学園

2009.10.10

2009年10月11日　県営大宮公園球場　準々決勝

坂戸西vs聖望学園

2009年秋の大会　秋季埼玉県高等学校野球大会本大会　3回戦

長島（坂戸西）

坂戸西、一点差で逃げ切り聖望下す

１１日、埼玉市営球大宮球場で埼玉県秋季大会の準々決勝が第三試合に、県立坂戸西と私立聖望学園の試合が取り行われ、息の呑むような接戦の末、坂戸西が一点差で逃げ切り、強豪聖望学園を下し準決勝へ駒を進めた。県立高校と私立強豪高の試合に多くの人々が球場に足を運んだ。

坂戸西の先発ピッチャーは長島。対する聖望学園は永田を擁した。
強力聖望打線を長島がどのようにして抑えるか、両校のピッチャーの立ち上がりに注目を集めた。

序盤、聖望ピッチャー瀧瀬は立ち上がり不安定、自分のピッチングを取り戻せず、なかなかストライクが入らず毎回ランナーはだすものの相手に得点させない。

対する坂戸西ピッチャー長島は1回、2連続三振をとるなど比較的安定しており得点圏にランナーを進めない。
中盤五回まではスコアボードにゼロが並ぶ試合展開で、両校とも重い雰囲気を取り払うためにも先制点まず欲しい。

試合が動いたのは6回。
6回表坂戸西の攻撃、4回から永田に代わった瀧瀬から、4番の池本が内野安打で出塁すると、一死二塁の場面で6番島崎がセンターへの適時打でランナーを還し一点を先制する。続く先川原、長島ともにライトへヒットを放ち、この回2点を得点する。
対する聖望も7回裏、7番野田が内野安打で出塁、2死2塁で1番奥村がレフトへタイムリー、1点を返す。

試合は1点差のまま9回裏に突入するが、聖望は好投長島を前に攻略することを出来ず、チャンスを生かしきれないまま試合終了。結果、2対1の1点差で坂戸西が逃げ切り聖望を下し、準決勝へ駒を進めた。

とても引き締まった試合だった。試合を振りかえると坂戸西はヒットが8、エラーが2。対する聖望はヒットが9、エラーが2。互角に思える試合だった。なんと言っても今回は聖望学園を相手に一失点で完投をした坂戸西のピッチャー長島を評価できるだろう。

(文=高校野球情報.com編集部)

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