武田 翔太選手 (宮崎日大)

武田 翔太

球歴:宮崎日大

都道府県:宮崎

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:187.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

寸評

 187センチの長身ながら完成度の高いフォームはダルビッシュクラスという評判が高い武田翔太(宮崎日大)。彼の持ち味は何だろうか。 ・指にかかった時のストレートの切れは非凡 しっかりと体重がのり、指にかかった時のストレートは実に素晴らしい。    一番驚かされたのは変化球の切れの良さ。この試合ではカーブ、スライダー、ツーシーム、フォークを確認。カーブは中々ブレーキが効いていて、プロでも使える球種。スライダーもコントロール、精度も十分で、これもプロで使える球種。フォークの切れも悪くない。 指にかかった時のストレートは実に惚れ惚れさせるものはあるが、ストレートの割合が少なく、相手打者を見ながら、ストレートを見せ球にするのか、カーブ中心で攻めるのか、スライダーを見せ球にしながら、フォークで三振を狙うなど、投球の幅広さが見られる。 ここぞという場面では、雄叫びをあげる姿が見られ、投手としての矜持が見えた。 (クイック、フィールディング) 武田のよさは投球以外の技術も非常に高いこと。 クイックは1.05秒~1.15秒前後を計測し、実に素早いクイックが出来ており、フィールディングの動きも良かった。 (投球フォーム)  そして投球フォームを見ていきたい。  ノーワインドアップから始動する。左足を勢いよく上げていき、右足はしっかりと立つ。その後は左足をショート方向へ向かって伸ばしていき、重心を下げていくが、左足の膝を上げてホーム方向へ送る動作をしていきながら着地を行う。左腕のグラブを高めに突き上げながら、顎を上げて、右ひじを折り畳むようなテークバックを取っていき、トップに持って行く動作を取っている。リリースの回旋は綺麗であり、 不調時にはテークバックを背中側に引きずりやすいものであり、故障には気を付けたい。そしてリリースしていくが、腕の振りの角度はかなり高い。上からしっかりと振る意識があり、フィニッシュでは力強く腕を振ることが出来ている。
更新日時:2017.02.25

将来の可能性

 個性的なフォームをしながらも、リリースポイントはしっかりとしており、押さえるところはしっかりと押さえた投手だ。まだ身体も細いし、今後の体の成長に見合って投球スタイルも模索していくのだろう。 素質、将来性だけではなく、取り組みが良さそうな投手だけに、3年後の一軍ローテーション入りする可能性もありそうだが、層の厚いソフトバンクだけにエース格になるのは7,8年後か。いずれにしろ2位指名を受けた吉本祥二足立学園)と二人と切磋琢磨しあいながら伸びていってほしい。プロでは球場で彼の投球を生で見られることを心待ちにしている!
更新日時:2017.02.25

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