馬場 皐輔選手 (仙台育英)

馬場 皐輔

球歴:仙台育英

都道府県:宮城

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:180.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 夏の甲子園浦和学院戦で3回からマウンド上がり、チームの勝利を大きく引き寄せる力投を魅せた 馬場皐輔 。神宮大会からその成長ぶりを見てきたものからすれば、感慨深いものがあった。 (第一印象)  この選手リリーフ投手ながら、代わりっぱなが不安定で徐々にエンジンがかかって来るタイプ。神宮大会でもリリーフで登場するも、不安定な投球でナインがみんなで落ち着かせる場面が印象的でした。ただある線を超えると開き直ることができ、終わってみればピンチを切り抜けることができる選手です。 (投球内容)  ワインドアップで振りかぶり、足を勢いよく高い位置まで引き上げる力投派。球速はコンスタントに140キロ前後を記録し、甲子園でのMAXは145キロ。特にボールに厚みがあり、非常に力感のあるボールを投げ込みます。変化球は、カーブ・縦にフォークのようにキレ込むスライダーとのコンビネーション。細かいコントロールはなく、微妙な駆け引きは出来ませんが、グイグイと押し込んできます。牽制はそれなりに鋭く、フィールディングは平均的。クィックも1.05秒前後と、リリーフ投手としてはランナーを背負っても隙はありません。 <長所>  最大の良さは、腕を強く振れるところ。そのため変化球の見極めも難しく、変化も大きいのが特徴です。 <課題>  勢いを重視しているのか? グラブが最後後ろに抜け気味。そのため外に逃げる遠心力を抑えきれず、フォームが暴れて球筋が安定しません。  体の「開き」が早く、球筋がいち早く読まれやすい欠点があります。これだとせっかくストレートを磨いても、その効果が出にくいのが残念です。  腕の角度に無理があり、スムーズに腕が抜けてきません。そのため肩への負担が大きく、更に力投派であることを考えると故障が心配です。
更新日時:2013.09.15

将来の可能性

 まだまだ荒削りな印象は否めませんが、素晴らしいストレートと縦の変化球を持っています。体にも馬力がありますし上手く実戦力を高めれば、将来非常に楽しみな存在。志しを高く持って、3,4年後のプロ入りを目指したらどうでしょうか。期待して、今後の成長を見守りたいと思います。
更新日時:2013.09.15

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