笹川 吉康選手 (横浜商)
寸評
今年の左打ちの大型外野手としてトップ評価を受けているのが笹川吉康。194センチ86キロと豪快な体格に活かし、高校通算40本塁打を記録するスラッガーだ。柳田悠岐の再来と期待される逸材だ。この夏、各球団のスカウトは横浜商の練習試合の予定を押さえ、視察するほどの逸材だ。 (打撃) まず高校2年生のときと比べると体の厚みがだいぶ出てきた。大学生とひけをとらないものをもっているので、強靭なパワーを持っているといえる。 打撃について詳しく見ていきたい。 スタンスはオープンスタンス。グリップを高い位置においてバットを寝かせ気味に構えている。投手の足が着地したところから始動を仕掛けていき、ゆったりと右足をゆったりと上げていきがら、タイミングを図っていく。 腰の開きを抑えようとインステップ気味に踏み込んでいき、内回りのスイングを心がけ、ボールを捉えていく。高めにはレベルスイング、低めにはアッパー気味のスイングを心がけている。 2年生のときと違うのは、トップをとった時のグリップの位置が低くなったことで、ロスがなくなったこと。2年生まではだいぶ高い位置にあったが、速い投手と対戦すると、結果が出にくい傾向があった。 いろいろ試行錯誤している様子が見える。 まず現状の完成度をともかく、全国を見渡しても、193センチ86キロと大人どころか、海外の野手にも負けないスケールを持った選手はどこにもいないので、笹川だけの長所だろう。そして妥協せず、ここまでの肉体にしたストイックさもある。さらに、荒削りながら恐怖感を抱かせるような豪快なスイング、飛距離。NPBのコーチにとっては育てがいのある野手に違いない。元投手ということもあって、かなりの強肩。 大成した時、驚くような成績を残すかもしれない。そのためには長期計画が必要だろう。それができる球団に指名をしてほしい。
更新日時:2020.09.23
<レポートから抜粋>
そして3番・笹川は頭の上の高さでバットを構え、いかにもスラッガーという雰囲気を出ているバッター。まだ体の線は細いものの、トップから振り下ろすスイングのスピードはなかなか速く、バットが体に巻き付いているかのように見えるほど、豪快で大きなフォロースルーだった。
その笹川は3、4打席目で連続本塁打を放つなど4打席全て出塁。中学時代を中本牧リトルシニアで過ごしていた実力は伊達ではないようだ。
更新日時:2020.09.17
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