原田 涼平選手 (履正社)

原田 涼平

球歴:履正社

都道府県:大阪

ポジション:外野手

投打:左 / 左

身長:173.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

 右打者が多い履正社の中で、左の巧打者として存在感を示してきた原田 涼平。秋の打率.379、出塁率.466と打線の核として活躍してきた。 (打撃)  好打者タイプに見えるが、フォロスルーの最後までしっかりと振り抜くスタイル。ただ簡単にスライダーに崩されて打ち取られるなど、もう少し粘っこい打撃を見せてほしい。  スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の位置に置いて背筋を伸ばして構えている。構え自体は力みがなく、投手にもしっかりと正対することが出来ており、構え方は良い。投手の足が着地したところから始動を仕掛ける。始動の仕掛けは巧打者タイプとしては遅い。恐らくボールを長く見て引き付けて打つ為に打席に立っている。ただ彼の場合は始動が遅すぎて振り遅れの打球が多く、ヘッドスピードの速さもそれほどでもないため打球がまだ弱い。トップからインパクトまでのスイング軌道はやや外回りしてボールを捉えていくスイングで、最短距離で捉えるスイングではない。もう少し早く始動するか。それとも最短距離のスイングで、さらにスイングスピードを高めていくしかないだろう。  濱田 達郎相手にはスライダーを待ち切れず、空振りを繰り返しており、ミート力が上手い打者としては物足りない。 (守備・走塁)  打球に対する反応は良く、守備範囲自体は広い。地肩も強く、ライトとして求める基準には達している。  走塁については詳しいタイムを図ることが出来ず、昨秋は10試合で2盗塁と積極的に走るプレーヤーではないようだ。
更新日時:2012.07.02

将来の可能性

 ミート力が上手い打者だが、好投手相手にもう少し粘っこい打撃を見せてほしかった。好打者は常にヒットを打てることは望ましいが、もう一つの役割としては簡単には死なずに球数を稼ぐ打撃が出来るか。履正社は右のクラッチヒッターが多い。昨秋の出塁率.466と高い数字を残してきたので、チャンスメーカーとして徹してきたのではないかと想像する。その打撃を高いレベル相手に出来るともっと付加価値が高まっていくと考える。  外野手として大事な肩の強さは秘めているので、大学以降でもライト・センターを担える選手になっていくのではないだろうか。夏まで好打者としてステップアップしているか注目していきたい。
更新日時:2012.07.02

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