島袋 渉選手 (浦安)

島袋 渉

球歴:浦安

都道府県:千葉

ポジション:遊擊手

投打:右 / 右

学年:卒業

寸評

 浦安打線の牽引役である島袋 渉。昨夏の習志野戦で、甲子園経験者の三投手から三打席連続三塁打を放った。個人的には2013年度の千葉県注目の内野手として取り上げておきたい一人である。 (打撃)  習志野戦では外角を巻き込んで左中間を破る三塁打、カーブを引きつけて右中間を破る三塁打、左投手のカーブを引きつけて三塁打と変化球を右打ちする。ボールを叩くというより軌道に合わせて叩いていく選手。体勢が崩れてでも打ち返す粘っこさがある。  スタンスはオープンスタンス。グリップを高い位置に置いて予めバットを引いている。投手の足が着地したところから始動を仕掛けていくスタイル。ギリギリまでボールを引きつけていき、叩いていく。手元までボールをうまく呼び込んでいるので、緩い変化球には強いが、一定レベルの速球に振り遅れやすい欠点がある。トップの動きを見ていくとグリップが体の後ろに入りすぎてインコースが捌き辛い。スイング軌道が弧を描いて振り抜くので、ボールの下を捉えて飛ばしている。 (守備・走塁)  打球に対する反応を見ると、動き自体は軽快で、グラブ捌きも良い。動き自体は良いので、ボールの合わせ方など守備の精度をより高めて行きたいところ。スローイングは肩はショートとしては普通だが、たまに横振りになるときがあるので、送球の確実性が出てくるとエラーも少なくなるだろう。  三塁打のタイムは12秒01とタイムとしては普通。一つでも先の塁を狙って走れる点が良い。
更新日時:2013.01.19

将来の可能性

 外角の捌きを得意とする右打者で、右へ強い打球を打てるのは大きな強みで、今後もその右打ちを更に極めていってほしいところ。守備では送球の確実性を、走塁は今の積極的走塁に、相手を騙すような狡猾な走塁技術が備われば面白い。  1年経って県を代表するショートストップに成り得るか注目していきたい。
更新日時:2013.01.19

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