試合レポート

豊見城南vs那覇工・浦添工連合

2022.09.18

豊見城南がバッテリーの活躍でコールド発進

豊見城南vs那覇工・浦添工連合 | 高校野球ドットコム
三塁打を放った豊見城南・比屋根

<第151回九州地区高校野球沖縄県秋季大会:豊見城南12-2那覇工・浦添工連合(5回コールド)>◇11日◇1回戦◇アグレスタジアム北谷

 どうしても連携プレーや実戦感覚に乏しくなってしまう連合チーム。那覇工・浦添工の連合も、記録に残るエラーと残らないエラーが続出してしまい2回で10失点を喫してしまった。その10点を奪った豊見城南は、投打で軸となる山城大来比屋根静人の両輪が活躍して大勝に繋がった。

2回までに7安打10点で勝負あり

 豊見城南は初回、先頭の宮本琉生がヒットと盗塁を決める。2死となったが4番比屋根静人が右翼線を襲う適時三塁打。頼れる4番のガッツポーズがベンチを鼓舞し、その後1点を追加して2点を先制した。

 勢いに乗った豊見城南は2回表に打者一巡の猛攻を見せる。この回の先頭打者が相手のエラーで出塁すると、8番徳元翔平のヒットと四球で無死満塁の大チャンス。トップの宮本琉生がしっかり見極めて押し出し四球で1点。金城一希も足を見せる内野安打をマークし2点目。そして3番山城大来が第1打席三振の汚名返上とばかりに思い切り引っ張る。打球は左翼手の頭上を越える走者一掃の3点適時二塁打となった。

 その後二、三塁から6番宇江城萊史沖縄水産からのレンタル選手)の内野ゴロで三走が生還。さらに2者連続四球からの9番仲座充郎の2点適時打でこの回8点目。打者13人を送る猛攻で勝負を決めた。守っても山城大来比屋根静人で投手、捕手を交代して5回2失点。秋は2019年以来となる3年ぶりの白星をコールドで飾った。

(取材=當山 雅通

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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