延長を制した前原が8年ぶりのベスト8



前原・池原

<第49回沖縄県高校野球新人中央大会:前原6-4未来沖縄(延長10回)>◇13日◇1回戦◇Agreスタジアム北谷

 昨年秋の準優勝に続くためにも、この新チームで好発進したい前原と、去った夏の選手権沖縄大会で興南相手に互角の戦いを見せた前チームに続けと気合が入る未来沖縄の一戦は、1点を争う好ゲームで延長へ入る熱戦。それを制しベスト8へコマを進めたのは前原だった。

池原があっぱれのピッチング

 先制したのは未来沖縄。1回裏、四球と犠打で二塁に進めると3番島袋太暉の右前適時打であっさりと二走を迎え入れた。追う前原は直後の2回、2本の安打と四球で2死満塁とプレッシャーをかける。未来沖縄の先発左腕の國吉真之琉は、ここで内野ゴロに斬るも、味方の手痛いエラーで同点とされた。前原は3回にも四球と犠打で1死二塁とし、4番池原琥介の左越え適時二塁打で逆転に成功する。しかし、未来沖縄はその裏、9番福治侑隼が中前安打を放ち、パスボールで二塁へ進む。トップに返って新垣勇登が右前へ運び同点。さらに2番砂川将哉にも安打が出て三者連続安打の猛攻。ここで4番比嘉晏利がきっちりと犠牲フライを上げ再びリードを奪った。

 一進一退の攻防だった序盤に対し、中盤から終盤にかけては両軍投手が踏ん張り試合を引き締める。中でも前原のサイドハンド池原琥介は、4回から8回まで走者を二塁に進めたのが2度のみと見事に立ち直った。味方打線も6回、8番西尾夢弥の二塁打を足掛かりに同点にしてくれた。

 惜しかったのは未来沖縄。9回裏、途中出場の依田龍斗らに連続長短打が生まれると、前原ベンチからの申告敬遠で1死満塁サヨナラのチャンス。しかしスクイズ失敗で三走がアウトとなると、1番新垣勇登も三振に。しかし、ここは前原の池原と崎原のバッテリーを褒めるべきであろう。

 延長10回。前原は四球、バントヒットと相手のフィルダースチョイスで満塁とし、相手のエラーと3番島原陸の適時打で大きな3点。その裏、未来沖縄もクリーンアップの長短打で1点を返すもここまで。前原の池原が11安打を放たれるも、要所を締める粘投で完投。前原を8年ぶり8度目のベスト8へと導いた。

(文=當山 雅通

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