金城 乃亜選手 (糸満)

金城 乃亜

球歴:糸満

都道府県:沖縄

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:181.0 cm

体重:73.0 kg

学年:卒業

寸評

 180センチ台の大型右腕ながら、安定したコントロールとマウンド捌きが売りの好投手。またミートセンスに優れ、野手としての才能にも優れている。 (第一印象)  投球自体に驚くようなものはないのだが、フォームを分析してみると土台が素晴らしい。今後の取り組み次第では、見違えるような投手に育つかもしれない。 (投球内容)  オーソドックスな右上手投げで、球速は130~135キロぐらい。スライダー・チェンジアップ・カーブなどを交えつつ、コーナーにボールを散らせて討ち取るタイプ。ときどき甘く入る球もあるが、右打者外角へのコントロールには目を見張るものがある。 <長所>  グラブは最後まで内に抱えられており、両サイドの投げ分けが安定。足の甲でも地面を捉えられており、ボールが上吊り難いはず。球持ちも良く、指先まで力を伝えることができています。安定したコントロールの陰には、確かなフォームがあるということでしょう。  腕はしっかり最後まで身体に絡んでおり、速球と変化球の見極めは困難。特に足を引き上げて、軸足一本で立った時のバランスが素晴らしい。 <課題>  着地までの粘りがなく、自然と体の開きが早くなってしまっています。そのためコースを突いた球でも、いち早く球筋を読まれてしまい打ち返されてしまうことが少なくありません。  ボールへの体重の乗せ具合は不十分で、グッと手元までボールが来る感じがしません。下半身の使い方・体重移動が上手くなると、投球内容も大きく改善されそう。
更新日時:2015.07.03

将来の可能性

 着地までの粘りの無さ、体の開きの早さ、ボールへの体重の乗せなどは、すべて下半身の使い方に関係しています。この部分が上手くなれば、恵まれた体格も、優れた制球力も生きてくるはず。志し高く厳しい環境に身をおけば、まだまだ伸びて行ける要素は充分秘めていると思います。特に野球センスが高く、感性に優れた選手ですから。今後どのように成長してゆくのか、密かに気になる選手です。
更新日時:2015.07.03

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