筒香嘉智、今永昇太らは甲子園ならず DeNA主力選手の高校最後の夏を振り返る
横浜DeNAベイスターズ・筒香嘉智選手
横浜DeNAベイスターズ主力選手の高校最後の夏は?【ヒーローの高校最後の夏】
夏場に入り調子を上げ、セ・リーグの2位を走る横浜DeNAベイスターズ。侍ジャパンの主砲・筒香嘉智や、今永昇太ら、今や球界を代表する選手も多く活躍しているが、彼らも元を辿れば高校球児だ。今回は筒香、今永、そして今季ブレイクを見せる神里和毅らの高校最後の夏を振り返りたい。
【主力3名の高校最後の夏の戦績】
▼筒香嘉智(横浜・2009年)
神奈川大会
2回戦 8対1 横須賀明光
3回戦 6対0 横須賀総合
4回戦 9対3 相模原総合
5回戦 12対9 東海大相模
準々決勝 9対10 横浜隼人
▼今永昇太(北筑・2011年)
福岡大会
1回戦 6対0 北九州高専
2回戦 2対1 戸畑
3回戦 6対0 北九州市立
4回戦 1対2 小倉
▼神里和毅(糸満・2011年)
沖縄大会
2回戦 3対1 宜野座
3回戦 6対2 知念
準々決勝 8対1 名護
準決勝 6対4 沖縄尚学
決勝 2対1 中部商
選手権
1回戦 1対4 英明(香川)
今や日本の主砲として世界にその名を知られる筒香は、名門・横浜で1年春から4番を務め、2年春、2年夏に甲子園出場。夏には聖光学院戦で満塁弾を含む2本塁打、1試合個人最多タイとなる8打点をマークする活躍を見せた。しかし高校最後の夏は、神奈川大会準々決勝で横浜隼人と対戦。終盤に6点差を追いつくも、延長10回に自らの失策をきっかけにサヨナラ負け。聖地の土を踏まずに大会を去った。
昨季の不振からは一転、今季はエースとしての活躍を見せている今永は、福岡の進学校・北筑出身。練習時間は3時間できれば良い方という環境の中、工夫を凝らして練習し、ストレートは140キロに達していた。最後の夏は1回戦から4回戦までほぼ一人で投げ抜くも、4回戦で小倉高校に1対2で敗れ、甲子園出場はならなかった。
日本生命から入団し2年目の今季、ブレイクを見せている神里は、当時、まだ甲子園出場経験のなかった糸満で1番中堅手として活躍。3年夏には沖縄大会決勝戦で多和田真三郎(西武)擁する中部商を倒し、同校初の甲子園出場に導いた。甲子園では初戦で英明に敗れ、自身も3打数無安打に終わった。
【応援メッセージ】
■第101回全国高等学校野球選手権大会
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