小杉 瑞樹選手 (北越)

小杉 瑞樹

球歴:北越

都道府県:新潟

ポジション:一塁手

投打:右 / 右

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年5月5日)  「打った瞬間、レフトオーバーかなと思ったんですけど、伸びてくれました(笑)。4番としての仕事ができてよかったです」 試合後のインタビュー、開口一番にそう言うと、思わず笑みがこぼれた。まだあどけなさの残る屈託のない笑顔。だが、ひとたびバッターボックスに入ると、その表情は“勝負師”の顔に一変する。  1点を先制された直後、一、二番が粘りながらも打ち取られ二死。だが、3番・阿部がライト前に運び出塁した所で打席が回ってきた。だがその初球、外角の変化球、明らかなボール球に手を出し、タイミングが全く合っていない空振りをしてしまう。 「(阿部)辰一郎がすごくいいバッティングをして繋いでくれたので、なんとかしたかった。初球、変化球に全然タイミングがあってなかったから、もう一球同じ球が来ないかなと思って張ってました。そしたら、スライダーが初球よりも甘く入ってきて、フルスイングしました」 実はこの試合前、北越・小島監督はあえて、選手に日本文理の試合のビデオを見せた。だが、監督、コーチから具体的な対策は伝達せず、選手たち自身が考え、対策を導き出した。昨秋、新潟商に敗れて以来、「自立」をテーマに掲げ、悔しい気持ちを練習にぶつけてきた。そんな成果がこの試合に表れたのだろう。 1番欲しい場面で、出た逆転2ラン。しかも、小杉はこの後の打席でもセンター、レフトにヒットを放ち、猛打賞。頼れる4番がチームを牽引している。 「今、本当に自分の前後を打ってくれるバッターが心強いので、しっかりつなぐ意識で打席に立てているのが、好調の要因だと思います。大きな山の一つだった日本文理を倒せましたけど、これはまだ通過点。僕らは優勝を目指してやっているのでこの後の試合も、全員で一丸となって臨んでいきたいと思います。」 次は、早くも2つ目の山となる、昨夏の王者・中越との対戦。覚醒した頼もしい4番がチームをけん引する。
更新日時:2016.05.05

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