中学軟式No.1と呼ばれる143キロ右腕に多数の名門校が注目！25年度のドラ1を狙える逸材！

2022年の中学軟式球界を代表する剛腕といえば、森 陽樹投手（聖心ウルスラ学園聡明中）。187センチの長身から最速143キロの速球を投げ込む本格派右腕で、しなやかなフォームから威力抜群の球を投げ込み、変化球もカーブ、カットボール、スライダーと多彩だ。

　スケールの大きさ、投げる球を見れば、25年度のドラ1を狙える逸材だというのは一目で分かる。多くの名門校が誘ったというのも頷ける。

　キャッチボールから惹かれる。長い腕を生かし、回転の良い直球を投げ込む。そして実戦でもキレの良い直球を投げ込む。最速143キロの直球は噂通りの勢いがあった。

　投球フォームは、左足を巻き込むようにして高々と上げる。左足の膝を適度に伸ばしてバランス良く立つことができる。その後、二塁方向へ送り込んでいきながら、重心を下げていき、左足を伸ばして着地を行う。内回りの旋回をしていきながら、トップを形成し、リリースに入っていく。余計な捻りを入れることなく、リリースに入ることができており、並外れた速球を投げるのも理解できる。この身長にして、バランスの良いフォームとなっており、まさに大器と呼ぶにふさわしい。

　故障することなく順調に伸びれば、高校3年には150キロ前半を投げていてもおかしくないだろう。大きな癖もなく、スケールの大きさ、完成度の高さを考えても、預かる高校には25年度のドラ1を狙えるような投手に育てることを期待したい。