プロ野球選手から高校球児へメッセージ!【埼玉西武ライオンズ・牧田 和久投手】 ~コトダマ~
寒い中でも練習を頑張る球児の皆さんに向けて、埼玉西武ライオンズの牧田 和久投手からメッセージを紹介します。牧田投手が大切だと考えている言葉や、アンダースローの投手が結果を残すための大切なポイント、コントロールを高める方法などをお聞きした時に出てきたコトダマです。
牧田 和久投手から高校球児へメッセージ!
埼玉西武ライオンズ 牧田 和久投手
以前の取材で、牧田投手は、マウンドに立ったときの思いをこう語っていました。
「勝ちたいって気持ちがあれば、勝手に体は反応する。ピッチャーでもマウンド立っていて、ピンチの場面で『やばい!ここで打たれたら』、って思うと本当に打たれてしまう。ランナーをどんなに出しても、野手の所に打たせて取るっていうことを思えばそういう結果になると思うので。それで仮に打たれたとしても、それを引きずらずに、次のバッターを打ち取ればいいやっていう開き直りを、うまく出来れば大丈夫だと思います。だからもう気持ちですよね。どのスポーツもそうですけど、成功をイメージして、過去は振り返らない。過去は戻れないじゃないですか。今が大事、ってことですね」
「成功をイメージ」することが大事だと話してくださった牧田投手。過去は振り返らないと話していましたが、それは、“失敗を引きずらない”という意味合いで、実際には試合後の振り返りのメモなど社会人時代からしっかりとつけていました。
まだ、社会人野球の日本通運でプレーしていた頃の牧田投手に、当時、野球ノートの取材でお話を聞いた際には、こう話していました。
「入社して1・2年目は大まかで、表面上な言葉を選んで何となく書いていたのが、3・4年目は書いている中で『あの場面ではこうだったな』という回想をしながら、その場面を具体的に思い出して書けるようになったんです」
この時から、「プロに行くことが目標ではなく、プロで活躍することが目標ですから」と話していた牧田投手。
当時の手帳や365日書き続けたコンディショニングシートの様子は、「プロ入り選手から学ぶ『野球ノート』」の記事からチェックできます!
また、テクニカル面においては、これは、プロ入り3年目の2013年のシーズン後に話していた言葉ですが、投手が結果を残すための大切なポイントについて、
「コントロールが大切。アウトコース、インコースのコントロールです。あとは真っ直ぐ。いくらコントロールが良くても真っ直ぐに力が無かったらダメ。ボールに回転力を与えるという、キレですね。あとは腕を振っての変化球。変化球は、コースを狙わなくても真ん中低めであれば、高校生のレベル位であれば打ち取ることは出来るんじゃないかな、と思います。上のレベルになってくると、きわどい所を狙わなければいけないんですけど、高校生のレベルであれば、真ん中低め。変化球は、真ん中低めでOKです!真ん中の低め、です。絶対!」
と力説してくださいました!
「諦めないことが大事だと思っています。勝利も上達も、諦めないこと。僕は諦めたことがないです」
そんな熱い気持ちを持った牧田投手のコトダマを今回は紹介させていただきました!
牧田投手のインタビュー記事はこちら!
第181回 インタビュー【前編】
第182回 インタビュー【後編】
プロ入り選手から学ぶ「野球ノート」