野球選手にとって朝食をとるということは基本中の基本です。その日一日のエネルギー源を確保することはもちろん、体づくりに必要な栄養素の補給、咀嚼による脳への刺激で体を目覚めさせる等さまざまな役割があります。コンディションを整えるためにも朝食は欠かすことのできないものです。この重要性を理解している選手は多いと思いますが、振り返ってみて毎朝の食事はどのようなものをとっているでしょうか。

《パターン1》パン+飲みもの
エネルギー源となるパンと水分補給を兼ねた飲みものをとることは良いのですが、これだけでは食事量としても栄養バランスを考えてみても物足りなさがあります。この食事に付け加えやすいものといえば、フルーツ(バナナなど食べやすいものや缶詰などを利用しても○)、ヨーグルトなどの乳製品、ゆで卵やハムといった手軽にとることのできるタンパク質源などでしょうか。なるべく野菜もとるようにしたいところですが、ミニトマトやあらかじめ茹でたブロッコリーなどは比較的準備しやすいのではないかと思います。スープなど汁物もあわせて摂るようにできればいいですね。

《パターン2》ご飯+味噌汁
こちらも王道の炭水化物と汁物のペアですが、こちらには納豆をプラスしたり、卵を加えて卵かけご飯などにすることでタンパク質をより多く摂ることができます。鮭フレークやかつお節+醤油でおかかご飯にするのも良いですね。ししゃもなど食べやすい焼き魚をあわせたり、ベーコンエッグなどをプラスすると主菜としてあわせて摂ることができます。冷ややっこやかまぼこ・ちくわといった練り製品も手軽にとれる一品です。さらにこちらにもフルーツや乳製品も付け加えると栄養バランスが格段に良くなります。

「欠食してはいけない」ということは理解していても、一食分の食事量や栄養バランスについてはあまり意識せずに食べていた選手も少なくないと思います。体を動かすためにもエネルギー源は必要不可欠なもの。食事量を見直しつつ、栄養バランスを考えた朝食で一日を元気に乗り切るようにしましょう。

文:西村 典子
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