野球の技術練習ではスパイクを履きますが、グランドでのフィジカルトレーニングやランニングを行う時は一般的なランニングシューズに履き替えて実施することが多いと思います。ランニングシューズは消耗品であり、毎日のように使用していると本来の機能が十分発揮できなかったり、摩耗したシューズが原因となってケガをしてしまうケースも考えられます。使用頻度にもよりますが毎日使用している場合、数ヶ月から半年程度で買い換えを検討すると良いでしょう。買い換えるときにどのようにランニングシューズを選べばいいのかについて考えてみたいと思います。

●自分のサイズにあったものを選ぶ
当然のことですが、自分の足にあったサイズを選ぶことが大切です。できれば一度お店で採寸してもらうようにしましょう。右足と左足ではミリ単位でサイズが違うことも多く、この場合は大きい足にあわせながら、最終的には紐などで調整するようになります。シューズは表示されているサイズよりも少し大きめに作られているものが多いので、試し履きをしてサイズを確認するようにしましょう。シューズを履くときは、まず踵(かかと)をあわせること。踵が固定された状態でつま先にどの程度余裕があるのかを確認します。あまりにもつま先にすき間がある時は、走るたびに足指が前方へずれて、シューズの先端部分に当たってしまいます。この動作を何度も繰り返しているうちに足指本来の形が損なわれ、外反母趾を起こしたり、浮き指といって指の先端が浮いてしまい、体の安定性に影響を及ぼすことが考えられます。

●前足部がしっかり曲がるものを選ぶ
ランニングシューズを購入するときは、本来の足の動きをなるべく妨げないようなものを選ぶようにします。ランニングやウオーキングでは通常踵から地面に接地し、つま先から離れるという動作を繰り返しますが、この時に足底部分がしっかりと曲がる(背屈する)ことでスムーズに足を動かすことができます。前足部の曲がりが不十分なものはこの一連の動作の妨げとなり、足の甲が痛くなったり、十分に足が背屈できないためにつま先で蹴り出すようになって太もも裏に負担がかかったりといったことが考えられます。購入するときには靴の靴のつま先とかかとの部分を両手でしっかりと持ち、両側から均等に力を加えたときに前足部がしっかり曲がるものを選ぶようにしましょう。

文:西村 典子
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