カバンと姿勢の関係を考える

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2020.08.25

リュックサックは左右の偏りが少なく、重心が安定しやすい

 自分で準備するグラブやスパイクといった野球用具は意外と多く、そして重くなりがちです。また通学や遠征など移動中はカバンを持ち歩くことが多いため、立位の姿勢にも影響を及ぼすことが考えられます。野球用具を入れるカバンにはリュックサック型とショルダーバッグ型のものがありますが、カバンと姿勢の関係について考えてみましょう。

 リュックサック型カバンの良い点としては「重さが両肩に分散されるため、左右のバランスを崩すことが少ない」ことや「背中に荷物を背負うので多少重いものでも持ち運びが比較的楽に感じる」といったこと、また「両手が自由に使え、バランスを崩しそうになった時にも対応がしやすい」などが挙げられます。一方で、混雑した電車内や人混みの中で使用するときには前に抱えるなどの配慮も必要です。またあまりにも重いものを入れた状態で長時間使用していると、両肩に重みがかかって、肩の位置が下がってしまうことも懸念されます。

 ショルダータイプのカバンを使っている場合は、どうしても片側に荷物分の重みがかかってしまうので、歩行バランスが微妙に崩れてしまったり、崩れた姿勢が日常化しやすくなります。たとえば右肩にカバンをかけている場合、重心も右側に寄ってしまいますが、これを修正しようとして左側の筋肉が緊張しやすくなります。ショルダータイプのカバンを使う場合は、たすき掛けにして重心をなるべく中心付近に置くことや、左右をこまめに入れ替えるようにすることなどを心がけましょう。

 普段から日常的に使うカバンは、使用頻度や使用時間によって姿勢に影響を及ぼしやすくなります。特に長時間カバンを使って移動した時などは、首から背中にかけて、またお尻まわりなどの筋肉が緊張していると思いますので、軽く動かしたり、ストレッチをしたりしながら、筋肉の緊張をほぐすことも忘れずに行うようにしてみてくださいね。

文:西村 典子
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