練習中の暑さ対策

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2020.07.31

 外気温は体に作用してさまざまな身体的変化をもたらしますが、暑い中での激しい運動は急激な体温上昇をもたらし、熱中症のリスクを高めることが懸念されます。練習や試合をするときに行う暑さ対策についてまとめておきます。

練習と休憩のバランスを見直そう



夏の暑さは思った以上にダメージが大きいので、体を冷やす方法を知っておこう

 学校がある時期は主に夕方の限られた時間帯に練習を行うと思いますが、夏休みや土日、祝日など終日練習ができるときにはどうしても練習時間が長くなりがちです。こういう時は練習の合間に休憩をとるタイミングを個人任せにしないで、チーム全体で決めてとるようにするとよいでしょう。練習内容が変わるタイミングで水分補給や休憩を十分にとることができるように練習スケジュールを調整し、選手本人や指導者の方が体調の変化に気づけるような時間帯を設けることが大切です。

直射日光下で長くとどまらない

 練習中には帽子を着用していると思いますが、炎天下の中、長時間にわたって日光にさらされているとどうしても疲労がたまりやすくなります。不必要に日なたで過ごすのではなく、休憩時などはベンチの中など日陰で休むようにしましょう。日焼けも長期にわたると皮膚がダメージを受け、体全体の疲労感を増幅させます。長袖のアンダーシャツなどで皮膚が露出する部分を少なくすることで、日焼けによる体へのダメージを減らすことができます。

首を冷やして体温を下げる

 私たちの体は運動をすると汗をかいて体温を下げようとしますが、これをうまく利用し、タオルなどで汗をふいた後に扇風機やうちわなどを使って直接風を体に当てると、気化熱が奪われて涼感を得られます。またこれとあわせて濡らしたタオルや氷を入れた氷のうなどを準備し、首や脇の下、膝裏など大動脈に近い部位を直接冷やすとさらに暑さが和らぎます。ただし汗をかいたアンダーシャツのままで過ごしていると次第に体温が奪われてしまうので、汗をかいたら着替えるように心がけましょう。

冷たい飲み物のとりすぎに注意

 暑いからといって冷たい飲み物を「がぶ飲み」してしまうと、急激に胃腸が冷やされてその働きが悪くなり、消化不良などを引き起こすことがあります。また大量の飲み物はお腹がふくれてしまい、食事量が減ってしまったり、食欲そのものが低下してしまったりすることにつながります。練習前後や練習中の水分補給は大切ですが、「大量に」「冷たすぎる」飲み物をとることは避け、こまめに補給することを心がけましょう。

文:西村 典子
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