試合当日は早起きする?

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2020.07.21

十分な睡眠、準備に余裕を持たせた起床時間、バランスのよい朝食でコンディションを整えよう

 オフシーズンから本格的な野球シーズンに突入し、公式戦を迎える時期となりました。今まで行ってきたトレーニングなどによる体づくりや、技術練習の成果を試合で十分に発揮するためには、試合当日のコンディションも大きく左右します。自分の持てる力を100%発揮することが理想的ですが、その状態に近づけるためにはどのようなことに気をつければいいでしょうか。

■十分に睡眠をとる
 皆さんも経験があるかもしれませんが、睡眠不足はコンディションを落とす最も「やってはいけない」習慣の一つです。休養不十分によって蓄積された肉体的・精神的疲労が改善しないまま試合当日を迎えてしまうと、体の動きが緩慢になってしまったり(いわゆるキレが見られない状態)、ふとしたことでケガをしてしまったり(集中力の欠如など)するリスクが高まります。熱中症や感染症による体調不良なども引き起こしやすいと考えられるため、試合前日は特にしっかりと睡眠をとるようにしましょう。

■試合時間から逆算して早起きをする
 起きてからすぐ体を動かそうとしてもなかなか力が入りにくかったり、指先が器用に動かなかったりすることがあります。また脳から末端へと命令を出す神経伝達作用も起床直後よりも、起床後しばらく時間が経ってからの方がよりスムーズに行われるようになります。これは体温との関連が指摘されており、起床直後の体温は低く、起きて活動することで少しずつ体温が上昇していくことによるものではないかと考えられています。試合開始時間から逆算し、ウォームアップ、会場までの移動、朝食時間、朝の身支度などを考慮すると、試合開始時間の3時間前ぐらいをめどに起きる時間を設定すると、時間の余裕を持って準備ができると思います。

■朝食は必ず食べよう
 朝食の重要性は皆さん理解していることと思いますが、朝食を抜いてしまうと、体を動かすエネルギー源が枯渇し、十分に体が動かないといったことが考えられます。エネルギー源のメインとなるご飯やパンなどの炭水化物を中心に、タンパク質やビタミン、ミネラル分などバランスのよい朝食をとって試合に臨むようにしましょう。果物は手軽に糖質やビタミンなどを補えるため、朝食はもちろん補食などでも準備しておくとよいでしょう。

文:西村 典子
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