パワーナップ(昼寝)を活かそう

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2019.10.11

短時間のパワーナップは頭をスッキリさせ、判断力や集中力の回復にも役立つ

 「パワーナップ」という言葉を聞いたことはありますか? これは「パワー=Power(力)」と「ナップ=Nap(仮眠、昼寝)」を掛け合わせたもので、日中にとる15~30分程度の睡眠のことをこのように呼ぶことがあります。このパワーナップは前回のラグビー日本代表チーム監督エディー・ジョーンズ氏がチームで取り入れたことでも有名ですし、日中の練習がハードワークであればあるほど、その間にパワーナップを取り入れることでより効率の良い練習ができるといわれています。

 パワーナップをとることによって短時間で疲労回復を促すことはもちろん、集中力や記憶力向上(記憶は寝ている間に強化される)、精神的な疲労の軽減などが見込まれます。午前中と午後にわかれて練習を行うような場合、練習と練習の間を少し長めにとっておき、その間に選手は15~30分ほどの仮眠をとると良いでしょう。ただしそれ以上長くなってしまうと夜になかなか眠れない…ということにもなりますので、短時間で起きることが大切です。また遅くとも15時か16時頃までには昼寝から起きて体を動かすようにしましょう。それよりも遅い時間になるとやはり夜の睡眠に影響が及びます。

 昼食後は体が食べたものを消化・吸収するために胃腸を働かせているので、副交感神経が優位になりやすく、また体のリズムとしてもちょうど眠気を感じやすい時間帯にあたります。また脳は朝起きたときが一番リフレッシュした状態で、日中の活動が続くにつれてその機能はゆるやかに下がる傾向にあります。スポーツに必要な「判断力」「集中力」「モチベーション」といったものは脳の機能低下とともに鈍くなるので、パワーナップを用いて短時間で脳をリフレッシュさせ、頭がスッキリした状態で運動を再開するとパフォーマンスの改善や練習効率のアップにもつながると考えられています。

 平日の授業期間にパワーナップを取り入れるのはむずかしいかもしれませんが、1日通して練習をする場合や合宿、遠征など比較的時間をとりやすい時はぜひパワーナップを取り入れて、コンディション調整に役立ててみてくださいね。

文:西村 典子
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