投手の打撃に注目すると野球が楽しくなる!データから見る投手の打撃力!
履正社高校時代の竹田祐(明治大学)
先日、日曜日(19日)に行われた東京六大学野球の明治大学vs慶應義塾大学で、明治大学の先発投手だった竹田祐投手(2年・履正社)が2回に満塁本塁打を放ち、その4点を生かして逃げ切りました。
竹田投手は高校時代も打撃が良く、1年の時は野手で出ていた選手。大学野球でもこの慶應戦が、打撃でも魅せた試合と言えるでしょう。
大学野球は全国に26連盟ありますが、DH制を採用していないのが東京六大学と関西学生。この2連盟のリーグ戦は投手も打席に立ちます。そこで、両連盟の今春のリーグ戦でのここまでの投手の打撃投手をまとめてみました。
こちらの表をご覧ください!
東京六大学投手陣の打率 .197
関西学生投手陣の打率 .162
という数字になりました。この数字から何を感じるかというのは、皆さん違うと思います。
例えば、打者全員の総安打数の中に投手の安打数がどれくらいの割合を占めているかという点を考えてみましょう。
東京六大学
打者の総安打数462
その中で投手の総安打数24
総安打数に占める投手の安打の割合 5.19%
関西学生
打者の総安打数456
その中で投手の総安打数25
総安打数に占める投手の安打の割合 5.48%
両リーグとも似たような数字ですが、投手の安打の割合は関西学生がわずかに上回っているということも読み取れますね。
京六大学は各校残り1カードずつ。関西学生は立命館大学、近畿大学、同志社大学、関西大学の4校が残り1カードずつです。最終的にどんな数字になるか。投手の打撃という点にも注目してみましょう!
(文:松倉雄太)