徳島インディゴソックス ジェフリー・ヘルナンデス投手158キロ! 夢のNPB入りへ一歩前進!
徳島インディゴソックス ジェフリー・ヘルナンデス投手
先日「高校野球ドットコム」でも独占インタビューをお届けした徳島インディゴソックスのドミニカ共和国出身投手、ジェフリー・ヘルナンデス投手(1991年4月27日生・188センチ115キロ・右投右打)が5月17日(金)に徳島県鳴門市のオロナミンC球場で行われた四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスvs愛媛マンダリンパイレーツ前期8回戦で来日最速タイとなる「158キロ」をマーク。夢のNPB入りへ一歩前進した。
3球団のNPBスカウトがこの試合に詰め掛ける中、3対3で迎えた9回表に登板したヘルナンデス投手は、初球から155キロをマークするなど「ここに来て状態が上がってきている」好調ぶりを披露。そして遊ゴロ、二ゴロと6球で二死を取った3人目、138キロ前後の超高速シンカーで空振りを取った3球目はわずかに外れたものの球速は来日後タイとなる「158キロ」。スタジアムは感嘆を含んだ声が上がった。
その後、ヘルナンデス投手は次の4球目も157キロで中飛に打ち取り計10球でこの日の任務を完了。試合は3対3で引き分けに終わり、首位・徳島インディゴソックスが2位・高知ファイティングドッグスとのゲーム差を1.5に保っている。
試合後、ヘルナンデス投手は「158キロを出したのは試合後に知ったが、ベストピッチをすることだけを心掛けたことがよかったと思う。これからも自分のスタイルを変えることなく、2種類のスライダーも入れながらアピールしていきたい」とコメント。現役時代は剛球投手として鳴らした徳島インディゴソックス・牧野 塁監督も「NPBに送り出してあげたい」と願うドミニカン・ドリームの実現は、もう手の届くところまで来ている。
(取材・写真・映像:寺下 友徳)