プロテインをとる前に確認したいこと

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2019.04.19

プロテインを摂る前にまず食事量や内容を確認しよう

 「パワーをつけたい」「体を大きくしたい」と考えるとき、選手だけではなく保護者や指導者の方なども「プロテインをとった方がいいのかな」と疑問に思うことはあると思います。そもそもプロテインとは英語でタンパク質のことを指します。食材に頼らなくても効率よくタンパク質をとることができるのが大きなメリットの一つでもありますが、プロテインを準備するにはそれなりに家計に負担をかけることにもなります。「プロテインを準備した方がいいのかな…」と考えるとき、その前に確認してほしいことがあります。

●毎日バランスのよい食事をとっているかどうか
●毎回の食事にタンパク質(肉・魚・卵・大豆・乳製品等)を多く含む食材が入っているか
●欠食していないか

 この3つが守られていない場合は、まず食生活の改善から始めましょう。体づくりには栄養素を考えたバランスの良い食事をとることが必要不可欠です。特に男子選手は野菜を食べる量が少ないといわれており(女子選手は鉄分が不足しやすい)、ビタミンやミネラル分が不足しやすい傾向にあります。こうしたビタミン・ミネラル不足の状態ではタンパク質を摂取してもそれがうまく体に取り込まれないだけではなく、ケガをしやすい体になりやすくなります。食事の中にタンパク質を含む食品を取り入れることはもちろんですが、同じようにビタミン・ミネラル分が不足しない食事を心がけましょう。

 さらに食事が抜けてしまう、いわゆる欠食にも注意が必要です。特に朝食を食べずに午前中を過ごすことは、体づくりの面だけではなく勉強の集中力も欠けてしまいがちです。また朝食を食べたかどうかだけではなく、何を食べたか、食べる量は十分かといったことも確認しましょう。朝食でもベーコンエッグやゆで卵などの卵類、和食であれば豆腐やお味噌汁などの大豆製品、お魚やお肉などのおかず類などを食べると、体に必要なタンパク質をとることができます。

 こうした食事面を見直した上で、さらにタンパク質量が不足している場合に初めてプロテインの摂取を考慮しましょう。ただしプロテインは摂れば摂るほど良いというものではなく、摂りすぎは肝臓や腎臓に負担をかけますし、体質によっては食物アレルギーと同様のアレルギー反応を起こすことも知られています。あくまでもプロテインは食事の補助的な役割で使うようにしましょう。

文:西村 典子
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