ルール改定で、試合時間は長くなるのか??

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2019.04.11

準備投球で立ち投げをするバッテリー

 取材に行った大学野球のリーグ戦第1週。1日2試合を終えた時、「去年より試合が長くなったな~」というのが第一印象でした。

 今シーズンの野球改正で、イニング間の準備投球の数と時間の制限がなくなりました。(※高校野球は従来通り、8球以下1分以内)

 規則通りとなれば、投手は捕手を相手に何球投げても構わないということになります。これはアメリカのオフィシャルルールブックに合わせた改正です。

 さらに高校とプロはできますが、大学と社会人ではベンチ前やブルペンでのキャッチボールも禁止されることになりました。

 昨年は、社会人野球や一部の大学リーグではベンチ前のキャッチボールはダメにしていましたが、ブルペンではできたので、各投手ともそれほど気にしていた様子はありませんでしたが、今シーズンの改正を受けて、春のキャンプやオープン戦で色々試して、どれが自分に合うのかを模索したようです。

 そこで多くの試合で見られる光景が、準備投球の最初に立ち投げを行うというものでした。

 登板初回はその前にブルペンで作っているので、立ち投げをするケースとそうでないケースがありますが、2イニング目からはほとんどの投手が立ち投げをしています。

 ある投手は、「立ち投げ3球、座って5球がルーティンです」と話します。

 大学の監督に聞くと、「社会人とオープン戦をした際に、10球以上準備投球していた社会人の投手もいた」というコメントもありました。

 これまで、2イニング目以降は、大学生と社会人は通常5球程度でした。それが立ち投げ分が加わることで、イニング間の時間が30秒から1分程度長くなる計算になります。

 30秒から1分。これを1試合9回、表と裏があるので18回を積み重ねると、20分程度は長くなるということも考えられます。

 これが1試合日ならそう長くなったとは感じにくいです。しかし1日2試合、リーグによっては3試合となると、終わった時には「長くなったな~」と感じてしまいます。

 大学選手権や神宮大会、社会人野球で1日4試合組まれる時はどうなるんだろうという不安も出てきますね。

 1日2試合を予定している場合は2時間30分刻みで試合開始予定時刻が組まれますが、今後は試合開始予定時刻の設定も考えていく必要があるようにも思います。

 まだシーズンは始まったばかり。これから各投手が慣れてくると、試合時間はある程度短縮できるかもしれません。推移を見守りたいところですが、第1週を見て感じたことを今回記事にしてみました。

 なお、高校野球では今シーズンは従来通りですが、大学野球、社会人野球に進みたいと思っている投手はそれぞれ、練習参加や練習会で状況を聞いておく必要があると思います。プロでもいずれベンチ前とブルペンでのキャッチボールが禁止になる可能性が高いということも頭に入れておかなくてはいけません。

 上の世界でプレーしたい高校球児も、こうした各世代の野球規則の変化を逐一勉強してほしいと願います。

(文:松倉 雄太

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