悲壮感は一切無し!独立リーグは明るく開放的な雰囲気が魅力
徳島インディゴソックスの練習中の様子
「独立リーグ」と聞いて、悲壮感に満ちた印象を持つ方も多いのでは無いだろうか。
環境面は決して整っているとは言えず、待遇もバイトして生計を立てる選手が少なくない。それでも、プロ野球選手になるという夢を諦めきれずに、苦しい環境を受け入れて野球に打ち込む。
独立リーグに対して、そんな暗いイメージを持つ方が多いように感じるのだ。
だが実際は、そのような暗い雰囲気は一切無いということを、筆者は声を大にして言いたい。確かに、プロ野球球団やアマチュア野球の強豪チームと比較すると、決して環境面も良いとは言えず、バイトして生計を立てる選手が少なくないのも事実だ。
しかし、独立リーグでプレーしている選手たちは、世間のイメージとは裏腹に明るく前向きに野球と向き合っている。
先日、四国アイランドリーグplusに所属する、徳島インディゴソックスの練習に訪れた。緊張感の中に楽しさもある練習は、非常に開放的な雰囲気を持っており、選手たちは終始ハツラツとした表情でプレーしていた。
インディゴコンディショニングハウスの様子
今シーズンから徳島インディゴソックスの主将を務める安井勇輝は、チームの雰囲気を次のように語る。
「雰囲気はすごく良いと思います。常に前向きで明るくて、本当に野球のやりやすい雰囲気の中、楽しくできます。環境面も、インディゴコンディショニングハウスというジムもありますし、それなりに整っていると思います」
ちなみに徳島インディゴソックスからは、ここまで6年連続でNPBへ選手を輩出しており、徳島以外からも毎年多くの選手がNPBの舞台へ踏み出している。
大学を卒業して、2年間独立リーグで野球に打ち込んだとしても年齢はまだ24歳。人生はまだまだこれからだ。プロ野球選手の夢を諦めきれない選手は、独立リーグへ踏み出してみることも選択肢に入れてみてはどうだろうか。