肘の動きとストレッチ

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2019.02.12

前腕を反対側の手で軽く保持し、ドアノブを回すように動かすと前腕の筋肉がほぐれる

 「肩のストレッチはいろんなバリエーションを見かけますが、肘のストレッチはどうすればいいですか」という質問をよくされます。確かに肘のストレッチといえば手首を返した状態での前腕筋群のストレッチぐらいしか思いつかない…という選手も多いのではないでしょうか。肘の動きには肘を曲げる「屈曲」、肘を伸ばす「伸展」のほかに、上に向いている手のひらを下に返す「回内」、下に向いている手のひらを上に返す「回外」、親指側に手首全体を傾ける「橈屈(とうくつ)」、小指側に手首全体を傾ける「尺屈」という6種類があります。この動きを可能にする筋肉群を伸ばしていくと、肘関節周辺部の筋緊張もほぐれてくるようになります。

 選手によくオススメしているストレッチの一つが回内・回外動作を行いながらほぐすストレッチです。ほぐしたい前腕部分を反対側の手でしっかりと持ちます。そこから手のひらを上に向けたり、下に向けたりしながらドアノブを回すように細かく動かします。持っている方の手は少し力を入れるようにすると動いている筋肉をほぐすことができます。お風呂で湯船につかっているときなどに「ついで」に行うようにすると、その時間はしっかり湯船につかって体を温めることにもつながります。

 もう一つは手の平を前正面に向けて前腕を伸ばす前腕伸筋群のストレッチですが、これを指の1本1本を独立させて行うようにします。前腕部には複数の筋肉が肘の内側についていて、指によってついている筋肉が違っています。そこで1本1本を丁寧にストレッチすることで肘の内側にかかる負担をやわらげる効果が期待できます。簡単にできて手首や指の動きもなめらかになるので、ぜひ意識して行ってみてくださいね。

文:西村 典子
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