病院を受診するとき心がけたいこと
病院を受診するときはメモを持っていくと安心
スポーツを行っているとアクシデントによるケガは発生することがあります。また練習を続けていく中で違和感や痛みを覚えることもあるでしょう。そのときにまずお世話になるのが病院です。病院を受診するときに心がけたいことなどについてまとめておきます。
《どこの病院を受診するのか》
ケガの場合であれば、通常は整形外科を受診することが一般的ですが、できれば近隣でスポーツに詳しいドクターのいる整形外科を受診すると良いでしょう。あらかじめ近隣の病院をリストアップしておくと、いざという時にあわてることなく受診することができます。また大学病院や救急対応可能な大病院を直接受診する場合には、原則近隣の病院からの紹介状が必要となります。紹介状を持たずに受診すると特別料金が加算されるので注意が必要です。またセカンドオピニオンなど、一度受診したけれども違う病院にいって話を聞きたいという場合もあると思います。その際は受診を希望する病院との距離や通院時間などを考慮し、あまりにも遠方にある場合は他の病院を探すことも検討しましょう。
《準備しておくもの》
病院を受診するときに必要なものは医療費、健康保険証や診察券です。健康保険証は毎月提示を求められることも多く、初診以外であれば診察券も必要となります。また実際の診察では服装にも気をつけましょう。ケガの部位がすぐに見せられるような服装(たとえば肩や肘の場合は半袖もしくは腕まくりをしやすいもの、膝など下肢の場合は短パンなど)に着替えておくと、診察や検査のときに時間がかからずに済みます。
《医師に確認しておくこと》
病院を受診するときは少なからず緊張してしまうものですが、言われたことを忘れないようにメモを持参しておくと良いでしょう。特にスポーツ医学用語などはわかりにくいものもありますので、わからない時は遠慮なく尋ねましょう。医師からはケガの現状や今後の治療方針、リハビリテーションなどの指示があると思いますが、その際には今の状態で「やっていいこと」と「やってはいけないこと」を確認しておくと、練習でできることとできないことが明確になり、患部外トレーニングについても安全に行うことができます。ケガを正しく評価し、現状を把握した上で、競技復帰に向けて欠かせない存在となる医師と上手に付き合っていきましょう。
文:西村 典子
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