注目はNOMOジャパン出身の2選手!選抜甲子園を中学野球から紐解く
NOMOジャパン出身の石川昂弥(東邦)と黒川史陽(智辯和歌山)
今年も選抜出場校が決定した。今年も、中学時代に実績を残した選手が名を連ねているので紹介していきたい。
まず注目なのは、2016年NOMOジャパン出身の選手たちだ。今回は4人のNOMOジャパン出身選手が選抜に出場することになる。
東邦のプロ注目スラッガー・石川昂弥は、中学時代は愛知知多ボーイズでプレーし、早くから大型ショートとして注目されていた。また、2年時から甲子園を経験している智辯和歌山の黒川史陽も、泉州阪境ボーイズ時代には関西No.1スラッガーとして注目を集めていた。
その他のNOMOジャパン出身の選手では、投手に外野手にとマルチに活躍する東邦の植田結喜と、明豊の正捕手・成田武蔵がいる。
また北海道代表には、明治神宮大会を制した札幌大谷が順当に選出された。09年創部で、今年で中高一貫指導10年目となる同校だが、2016年に全国選抜で8強入りした札幌大谷リトルシニアの選手を中心に、18人中10人が札幌大谷中出身だ。
また、当落線上と見られて横浜も選抜を勝ち取った。選出理由の一つに挙げられたのが、今秋ドラフト候補の最速152キロ左腕・及川雅貴投の存在が挙げられた。匝瑳シニア時代から注目され続けた快速左腕が、3度目の聖地に挑む。秋は打ち込まれるシーンがあったが、「ドラフト候補」の名に相応しい投球を見せることが出来るか注目だ。
今も昔も、中学時代から騒がれ続けた選手が、高校時代も第一線で活躍を続けることは往々にしてある。出場選手の中学時代を探っていくと、面白い発見があるかもしれない。選抜の楽しみの一つとして、調べてみてはどうだろうか。
(文:栗崎 祐太朗)
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