近年立て続けにプロ野球選手を輩出!秀光中等教育学校出身の選手は?
秀光中等教育学校の2枚看板・伊藤樹(左)と笹倉世凪(右)仙台育英へと進学予定だ
今、中学野球で大きな話題の一つとなっているのが、宮城県仙台市の秀光中等教育学校だ。147キロ左腕の笹倉世凪、144キロ右腕の伊藤樹の2枚看板を擁して、2018年には、全日本中学校軟式野球大会で準優勝に輝いたことは記憶に新しい。
今回は、そんな秀光中等教育学校に関する話題を紹介する。高校野球の強豪・仙台育英の系列校である同校は、毎年多くの選手がそのまま仙台育英へと進学しており、近年立て続けにプロ野球を輩出している。
まず、同校初のプロ野球選手となったのが2015年年ドラフト6位でオリックスバファローズに入団した佐藤世那投手だ。2018年に戦力外通告を受けた佐藤世那投手だが、秀光中等教育での教えを胸に復活を期す。
この佐藤世那投手を皮切りに、ここから立て続けにプロ野球選手が誕生していく。2016年には高校日本代表にも選ばれた西巻賢二選手が東北楽天ゴールデンイーグルスにドラフト6位で指名され、2018年には梅津晃大が中日ドラゴンズに指名された。
3名の選手を指導したのは、いずれも2018年1月に仙台育英野球部監督に就任した須江航監督だ。須江監督は、仙台育英の監督に就任する前は、系列の秀光中等教育学校で監督を務めていた。3人のプロ入りの背景には、須江監督の指導も少なからずあるだろう。
今春からは、前述の笹倉世凪、伊藤樹の両投手が仙台育英へと入学予定で、再び須江監督の下で鍛錬に励むことになる。今後も、秀光中等教育学校出身の選手の活躍から目が離せない。
(文:栗崎 祐太朗)
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